狂言全集の魅力
2025-09-30 12:30:47

狂言全集で楽しむ現代の人間ドラマ—山本東次郎の演出に期待大!

狂言全集で楽しむ現代の人間ドラマ



2025年10月25日、川崎能楽堂で『第17回狂言全集』の上演が決定しました。このイベントは、公益財団法人川崎市文化財団が主催し、伝統的な日本の舞台芸術である狂言の奥深さを体験する絶好のチャンスです。人間国宝である山本東次郎氏が主役として「萩大名」を演じる他の演目も含め、観客を魅了することでしょう。

狂言の魅力とその哲学


狂言は、現代社会に通じるテーマを持ちつつ、ユーモアや風刺を交えて人間の本質を描き出す芸能です。その中で描かれる人間の愚かさや悲しさは、観客に深い共感を呼び起こし、笑いを誘うことができます。今回の『狂言全集』では、約200番の中から厳選された演目をお届けします。特に、山本東次郎氏の演技は圧巻で、狂言の持つ独特な雰囲気を存分に楽しむことができます。

上演される演目


「萩大名」「右近左近」「禰宜山伏」の三つの演目が上演されます。まず「萩大名」は、都での鬱屈した生活を送る大名が、太郎冠者と共に美しい萩の庭を訪れる物語。和歌を覚える過程での奮闘がコミカルに描かれ、観客を楽しませます。

次に「右近左近」では、豊作を喜ぶ農夫が、隣人の牛が田んぼを荒らしてしまった問題を抱え、その解決方法を模索する姿が描かれます。妻との掛け合いや、訴訟の準備など、ほろ苦いユーモアが随所に散りばめられています。

最後の「禰宜山伏」では、神官が山伏とのやりとりを通じてさまざまな試練に直面します。強引な山伏との勝負が今後の展開を決めるなど、緊張感のある展開が繰り広げられます。

特別トークセッション


また、各演目の上演後には山本東次郎氏によるトークセッションも予定されています。狂言が初めてという方から、長年のファンまで、皆様にとって新たな視点を提供する貴重な機会となるでしょう。このトークでは、狂言に込められた哲学や、作品の背景についても伺えます。

公演の詳細


公演は2025年10月25日(土)に川崎能楽堂で行われ、開場は13時30分、開演は14時となっています。上演時間は約2時間を予定していますので、ゆったりとした時間をお楽しみいただけます。チケットは正面席が3,500円、脇正面席が3,000円で販売中です。

チケット購入について


チケットはカンフェティの公式サイトで購入可能です。この機会を逃さず、ぜひお早めにご予約ください。狂言の奥深さを、実際の舞台で体験し、楽しんでみてはいかがでしょうか。皆様のお越しを心よりお待ちしております。


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