京都芸術大学の学生が提案する未来の食
2025年1月25日(土)から26日(日)まで、大阪のグランフロントで開催される「NIPPON FOOD SHIFT FES.」では、日本の食と農業をテーマにした多彩な取り組みが行われます。このイベントでは、特に京都芸術大学情報デザイン学科の学生たちが中心となり、昨年より一層進化した展示やプレゼンテーションを行います。
食と農の未来をともに考える
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」は、参加者が日本の食文化や農業の魅力を体験し、防げる課題に触れる場を提供します。主催は農林水産省で、食と農の未来を見据え、生産者、事業者、生活者が一堂に集まる機会です。特に今年は、京都芸術大学の学生たちが自身の研究成果をもとに、未来の食をどう創造すべきかを提案します。
Z世代の視点からの提案
学生たちは「食料安全保障」や「合理的な価格形成」といったテーマに基づいて、社交的なアプローチを試みました。Z世代のクリエイティブな視点から生まれた10品のアイデアは、展示プログラム「まだまだお腹すい展ねん」として発表されます。詳細なリサーチを元に、各チームは分かりやすく提案内容を紹介したり、ステージでのプレゼンテーションを通じて参加者たちにその思いを伝えます。
この展示プログラムの確かな成果は、食の問題についての意識を高めるだけでなく、参加者に食の大切さを再認識させるでしょう。さらに、26日には京都芸術大学と東京農業大学のコラボトークセッションも開催され、異なる視点を持つ学生たちが議論を交わし合います。
若者の力で生まれたクラフトビール
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」のもう一つの見どころは、京都芸術大学宇宙部(SOLAB)が協力して製造したクラフトビールです。山梨県の「うちゅうブルーイング」と共に誕生したこのビールは、宇宙をテーマにした独自のコンセプトで仕上げられています。イベント当日は、学生たちが自ら製品企画からラベルデザインまで担当し、マルシェで販売を行います。若者の独創性が感じられるこのビールは、ぜひ試してみたい一品です。
学生の声
参加する学生たちは、食に対する思いを次のようにコメントしています。「私たちが日常的に感じている『お腹がすいた』という感情が、どれほど恵まれたものかを今回のリサーチで痛感しました。この機会を通じて、皆さんに、1口の食事の価値を見つめ直してほしいと思います。そして、これからの食の未来について、一緒に考えていくきっかけにしてもらえたら嬉しいです。」
まとめ
1月25日・26日に行われる「NIPPON FOOD SHIFT FES.大阪」は、未来の日本の食を考える大切な場です。京都芸術大学の学生たちの新しい視点やアイデアに触れることで、私たちも日常の食生活やそれを取り巻く環境について再考する良い契機となることでしょう。特に、食や農業に興味のある方には見逃せないイベントですので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。