小学生の朝食事情調査!ごはん派が選ばれる理由とは?
最近の調査によると、小学生が好む朝食のスタイルとして「ごはん派」が「パン派」を上回っています。『コロコロコミック研究所』が実施したこの調査は、男子小学生772人を対象に、彼らの食に関する意識を探るものでした。調査結果から、小学生の食の選択における意外な実態が明らかになりました。
ごはん派の人気の秘密
調査結果によると、朝食に「ごはん(お米)」を選ぶ小学生は51.8%に達し、対して「パン」は48.2%という結果でした。多くの小学生がごはんを選ぶ理由として「おいしい・好き」を挙げており、その割合は31.8%でした。また、「腹持ちが良い」や「健康的・栄養がある」といった意見も寄せられています。とはいえ、パン派も手軽さや種類の多さを求める傾向があり、選択が拮抗している様子が見て取れます。
特に、パンを選ぶ理由は「手軽・簡単・早い」が26.9%でトップでしたが、他には「食べやすい」「アレンジしやすい」といった実用的な視点も見受けられました。さらに、最近話題になっている米不足や物価高も影響を与えており、米の手に入りにくさや価格高騰を理由にする声も少なくありませんでした。
食に関する情報源
次に注目すべきは、小学生たちが食べ物の情報をどこで得ているかという点です。「おいしそう!」と思う食べ物の情報源として、「テレビ」が29.5%で最も多かったものの、2位の「YouTube」は21.6%と、家族の9.5%を大きく上回る結果となりました。このことから、家庭内での食の知識の伝承がかつてとは異なり、好きなYouTuberがメニューを紹介することがトレンドに影響を与えていることが明らかになっています。
親子間での食に関する意識のギャップ
「大好きだけど、おうちの人はあまり食べさせてくれないもの」としてリストアップされたのは、チョコレートやアイス、ケーキなどの「お菓子・スイーツ」で26.9%を占めました。さらに、カップ麺やハンバーガーといった「ジャンクフード」も人気を博しています。一方、親が「もっと食べなさい」と言うけれども実際にはあまり好きではない食べ物は、56.6%が「野菜」と回答しました。特にピーマンやトマト、ナスなどの具体的な野菜名も挙げられ、これが親子間のフードギャップを浮き彫りにしています。
調査概要
この調査は、2025年8月12日から9月11日までの期間に、750人以上の小学生を対象にオンラインで実施されました。収集したデータは、自社で分析され、食に関するトレンドの理解に貢献しています。こうした結果から、コロコロコミック研究所は今後も新しい企画や提案を実施し、こどもたちのリアルな声を反映したコンテンツ作りを進めていく方針です。
結論
小学生の食事情は、親世代とは異なる価値観やニーズに基づいており、特にごはん派の人気が高い理由は「おいしさ」に重きを置いていることがわかります。また、情報源が変化しつつあることから、今後の食文化には新たな方向性が期待されるでしょう。コロコロコミックが提案する今後の企画に注目です。