自然の力で楽しむ食の新たなカタチ
近年、食物アレルギーを持つ人々が増え、その影響で多くの方が食卓に制限を感じています。2022年度には日本全国で約52万人がアレルギーを抱えているという現実が、私たちの生活を大きく変えています。その中でも、外食時には「食べられるものがない」といった理由で、食の楽しみを諦めなければならないケースが約39%を占めることが調査からも明らかになっています。
今回、エイベックス・ヘルスケアエンパワーの藤春幸治シェフが率いる「ケアリングフード」と、新潟県のアウトドアブランド「スノーピーク」による共同プロジェクトが立ち上がり、アレルゲンフリーでグルテンフリーの新商品「新潟県産 米粉麺 雪室貯蔵」が発売されます。この商品は、食物アレルギーに配慮しながら自然の恵みを活かした新しいスタイルのキャンプ飯として、2025年10月31日からの展開が予定されています。
食の制限を超える取り組み
日本では、アレルギーを持つ子どもが増加していることから、家族や友人が共に楽しむことが難しくなっています。このような状況下で「ケアリングフード」は、「すべての人の笑顔のために」という理念のもと、アレルギーや健康上の制約を持つ方々、さらにヴィーガンやハラールといった多様な食の価値観をリスペクトする提案を行なっています。つまり、誰もが安心して楽しめる食スタイルを提供し、持続可能な社会の実現を目指しているのです。
新潟県を拠点とするスノーピークは、「自然と人、人と人をつなぐ」といった哲学を大切にしてきました。この視点から、キャンプの中でアレルギーや食の制限に困っているユーザーの声を真摯に受け止め、「自然の中で誰もが同じ食卓を囲む」体験の提供が求められている点に強く共感しました。
商品の特長
「新潟県産 米粉麺 雪室貯蔵」は、28品目以上のアレルゲンフリーかつグルテンフリーを実現。新潟の米粉を使い、雪室での熟成を経て、米本来の旨味を引き出しています。この雪室熟成は、農林水産省による研究でも「新米に近い食味を有する」とされ、鮮度や風味を保つ自然の力を活かした製法として関心を集めています。
また、製造過程では新潟・燕三条エリアに位置する有機JAS認証を受けた工場が手掛け、保存料や着色料を一切使わないことで、安心・安全な商品を追求しています。もちもちとした食感とスムーズなのど越しで、小さなお子様からお年寄りまで幅広い世代が楽しむことができ、家庭の食卓やアウトドアでも活躍が期待される一品です。さらには、本商品の監修を手掛ける藤春幸治シェフは、味わいのクオリティに徹底的にこだわり、健康に配慮した魅力的な米粉麺を実現しました。
「雪峰祭2025秋」での特別な体験
2025年10月4日と5日には、新潟県三条市で開催されるスノーピークの感謝祭「雪峰祭2025秋」にて、この米粉麺の先行試食会が行われます。特別に藤春幸治シェフが登場し、米粉麺を使った和洋2種の料理を振る舞います。洋風のミートソースと和風の冷製仕立ての二品は、すべての人が一緒に楽しめるよう工夫されています。この試食会を通じ、食の多様性がもたらす喜びを実際に体験できる機会が提供されるのです。
未来への展望
ケアリングフードとスノーピークは、今後も「アレルゲンフリー × アウトドア」をテーマにした新たな商品企画を進めており、キャンプで便利に利用できるレトルト食品や自然素材で作られた植物性バターなどの開発を目指しています。「誰もが同じ食卓を囲める社会」の実現を目指し、日々新しい挑戦を続けています。
藤春幸治シェフは、「自然の中で食卓を囲む時間は特別であり、すべての人が共に料理を楽しむことを目指している。そのため、食の多様性を受け入れることはこれからの社会に不可欠」とコメントしています。
この新しい米粉麺は、あなたの食卓にも新たな風を吹き込むこと間違いなしです。