髙田安規子・政子展
2025-07-08 10:29:15

髙田安規子・政子展: アートと科学が交わる新しい視点の世界

髙田安規子・政子展概要



資生堂ギャラリーでは、2025年8月26日から12月7日までの間、「髙田安規子・政子Perspectivesこの世界の捉え方」展を開催します。ここでは、一卵性双子のユニット、髙田安規子と政子のユニークなアート作品に触れることができます。

アーティストの独自の視点



髙田安規子と政子は、身近な素材を用い、空間や時間についての「スケール」に着目して作品を制作しています。彼女たちの作品は、数学や物理学の要素を取り入れ、緻密な手仕事と構成で創出されています。また、作品展示の際には、会場の特性を生かした展覧会を行うことでも知られています。こうしたアプローチは、アートと科学を接合させる独自の視点を持っています。

展示コンセプト



本展では、2024年に静岡県の資生堂企業資料館と資生堂アートハウスを訪れた際に彼女たちが出会った易経の一節「至哉坤元 万物資生」を起点に、自然観を作品に反映させることに挑戦します。生物の誕生から進化の歴史、さらには宇宙に至る広がりを示す時空間を、巨視的かつ微視的な視点から描写します。

目玉作品



展示の中心となる新作《Strata》は、本を地層として積み重ね、約500冊の書籍や鉱石、化石を用いて生物の歴史を視覚化しています。また、《Timepiece》は割れた砂時計から溢れ出た砂と石で構成され、時間の流れと共に生命の継承や終焉を想起させるアートです。さらに、自然界に見られるフラクタル形態を用いた《Can't see the forest for the leaves》や、生命の源となる光に焦点を当てた《Spectrum》など、多様な新作と従来の作品が約20点展示される予定です。

アートを通しての新たな視点



髙田安規子・政子は、昨今の環境問題や人類の未来に懸念を抱きつつも、アートを通じて私たちが直面するさまざまな課題を再考し、持続可能性の重要性や共存をテーマにした多様な視点を共有することを目指しています。

会場と期間



  • - 会期: 2025年8月26日(火)~12月7日(日)
  • - 会場: 資生堂ギャラリー
住所: 東京都中央区銀座 8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
入場料は無料ですので、ぜひお立ち寄りください。

関連イベント



展示設営の公開やトークイベントなど、開催期間中も多くの関連企画が予定されています。最新の情報は資生堂ギャラリーの公式ウェブサイトやSNSを通じて確認できます。

展覧会カタログ



また、展覧会のカタログは10月中旬に販売予定で、執筆者には理論物理学者や美術評論家が名を連ねています。

髙田安規子・政子展は、アートと科学の境界を越え、現代に生きる私たちに新たな視点を提供する貴重な機会となるでしょう。


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