麹菌のグローバル展開を議論するシンポジウム
発酵食品が世界的に注目される現代、愛知県に本社を構える株式会社ビオックの代表取締役社長、村井三左衛門氏が2025年10月31日(金)に岡山大学のシンポジウムに登壇します。このイベントは「微生物インダストリー講座」が主催しており、日本の伝統的な発酵技術の中心である麹菌とその固体培養技術についての深い議論が行われる予定です。
シンポジウムの背景
岡山大学寄附講座による今回のシンポジウムでは、固体培養技術が持つ多様な可能性が探求されます。麹菌を利用した食品開発や地域資源の高付加価値化、さらには資源のアップサイクルに関する最新の研究や取り組みが共有され、参加者たちはさまざまな視点から意見を交わすことが期待されています。産学官連携によって、日本の発酵産業の新たな創出と持続可能な社会の構築が目指されています。
村井氏の役割
村井氏は、室町時代から続く家業でもある“糀屋三左衛門”の29代目当主としての伝統的知見を生かし、自社の研究成果をもとに発酵文化の未来や消費者ニーズ、さらにはグローバル市場への戦略について話す予定です。彼の知識と経験は、参加者にとって非常に貴重なものとなるでしょう。
シンポジウムの詳細
- - タイトル:『日本の発酵技術を世界へ ~麹菌と固体培養の本質に触れ、発酵が拓くみらいを考える~』
- - 日時:2025年10月31日(金)13:00-17:00
- - 会場:岡山県医師会館三木記念ホール
- - 主催:岡山大学微生物インダストリー講座
- - 参加予約:こちらから
総合討論の楽しみ
シンポジウム後半では、研究者や経営者、設備開発者、発酵ビジネスの専門家が集結し、パネルディスカッションが行われます。技術の最新動向や社会実装の可能性についての議論は、参加者にとって新たな知見を得る貴重な機会となります。お互いの意見が交わされる中で、新しいアイデアや協力関係が生まれることが期待されています。
パネリストには以下の方々が名を連ねます:
- - 佐藤隆(SAN-J International, Inc. President)
- - 丸山潤一(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)
- - 村井三左衛門(株式会社ビオック 代表取締役社長)
- - 狩山昌弘(株式会社フジワラテクノアート 専務取締役)
- - 五味勝也(東北大学大学院農学研究科 特任教授)
進行役には岡山大学の神崎浩教授が務め、スムーズな議論が展開されます。
村井三左衛門のプロフィール
村井三左衛門氏は、1979年に愛知県豊橋市に生まれ、慶應義塾大学で経済学および環境情報学を学びました。06年にはアメリカで国際経営学の修士を取得し、家業のビオックに入社。16年に代表に就任し、今では、伝統だけでなく最先端の技術を駆使した発酵文化を発展させる役割を果たしています。
会社概要
株式会社ビオックは、日本国内外で麹菌の研究開発を行い、安全で高品質な種麹を提供しています。全国の醸造メーカーとの協力を通じて、革新的な商品開発に取り組み、世界各国にその成果を広めています。
お問い合わせ
株式会社ビオック
広報担当:石井
メール:marketingdep@bioc.co.jp
電話:0532-31-9204
この素晴らしいイベントに参加し、麹菌の持つ魅力や未来についての知識を深めましょう!