あんこで地域をつなぐ!
島根県が誇るあんこの魅力をより多くの人に知ってもらうため、2025年10月27日(月)、日本あんこ協会のにしいあんこ会長が丸山達也島根県知事を表敬訪問しました。そこで報告されたのは、全国初となる二市町連携の“ご当地あんこ菓子スタンプラリー”の開催です。このイベントは、スイーツツーリズムを推進し、地域の魅力を発信することを目的としているのです。
スタンプラリーの目的とは?
日本あんこ協会では、これまで10回以上のスタンプラリーイベントを監修・後援してきました。島根県では累計6回行われ、その結果、今年は「津和野あんこ旅」が4回目、「出雲あんこ旅」が2回目の開催となります。あんこは日本の国民的スイーツとして深い歴史があり、地域色豊かなローカル菓子と結びついています。このイベントを通じて、参加者はあんこを味わいながら土地の文化や歴史に触れることができます。
あんこ菓子を楽しむことは、地域への愛着や訪れたいという気持ちを育むきっかけとなるのです。あんこは地域への入り口であり、地方創生において重要な役割を果たします。
島根県であんこツーリズムを推進する理由
なぜ島根県であんこツーリズムを推進すべきなのか、いくつかの理由があります。第一に、島根県はあんこ菓子の名産地です。特に松江と出雲は、和菓子文化が根付いています。松江は「日本三大菓子処」の一つとして知られ、出雲は「ぜんざい発祥の地」として名を馳せています。
第二は、島根県が「美肌県」として美しさや健康に強いつながりを持っていることです。あんこは脂質が低く、健康に良い成分を多く含むため、美容を気にする人々にも注目されています。これにより、食と美容・健康を結ぶ新たな価値が生まれると期待されています。
第3の理由は、あんこを通じて地域の連携を強化し、観光客や居住者を惹きつけられるからです。島根県のあんこツーリズムは、現代の地方創生の成功モデルになり得ると考えられています。
2市町連携の意義
今回のスタンプラリーは、島根県出雲市と津和野町が連携して行う初めての試みです。東西に細長い島根県において、地域の連携が観光促進に不可欠です。
出雲あんこ旅2とは?
出雲市内の和菓子店や洋菓子店などを巡るスタンプラリーで、全16種のあんこ菓子を楽しむことができます。2025年10月1日から11月30日まで開催されます。
津和野あんこ旅2025とは?
津和野町では、19軒の店舗と6軒の宿泊施設が対象によるスタンプラリーで、2025年10月1日から12月31日まで開催されます。過去最大規模での実施となります。
日本あんこ協会の活動
日本あんこ協会は、2018年の設立以来、あんこの普及と地域振興を目指して幅広く活動しています。特に地域資源としてのあんこに着目し、その魅力を引き出すためのさまざまなイベントが計画されています。
最後に
あんこを通じた地域の活性化は、ただのスイーツを超えた文化を形成する恵みの源です。新たなあんこファンの皆さんもこのスタンプラリーを訪れ、島根の魅力を発見することを期待しています。参加者がこの特別な体験を通じて、島根の食文化や歴史を学び、新たなつながりを築いてほしいと心から願っています。