環境に優しい未来の食を創る、ディッシュウィルの挑戦

近年、環境問題や持続可能な食料供給が注目されています。そんな中、国内外で評価を受けているアグリ・フードテック企業の株式会社ディッシュウィルが、東京の天王洲エリアにある「Creation Camp TENNOZ」の第2期生に選ばれました。この取り組みを通じて、美味しくて環境に優しい食料供給の未来を力強く推進しています。

「Creation Camp TENNOZ」とは？

「Creation Camp TENNOZ」は、寺田倉庫が推進するスタートアップ支援のためのインキュベーションプログラムです。東京・天王洲エリアに新たなビジネスイノベーションの拠点を作ることを目指し、特に水辺やアートに注目して誘致活動を行っています。このプログラムには、会社設立から3年以内のシード期スタートアップが対象で、多様な産業から応募が集まり、その中から選ばれた10社が支援を受けることになります。

ディッシュウィルのビジョン

ディッシュウィルは、植物ごとに異なる環境条件を生かし、インドアファーミング技術を駆使して大豆を栽培し、プラントベースフードに加工しています。「持続可能な食料供給を自分たちの手でつくる」という信念のもと、彼らは日々実証と製品開発を進めています。新たに選ばれたこのプログラムは、倉庫をリノベーションした施設で無償の支援を受けるほか、ベンチャーキャピタルや他の企業からのメンタリングも予定されています。

具体的な取り組み

ディッシュウィルは今後2年間で、天王洲エリアにおいて製品の実証や販路拡大に挑戦します。具体的には、BtoC向けの製品開発やユーザーとの接点を持つためのキッチンカーの展開など、多角的なアプローチを計画しています。これにより、消費者に親しみながら、プラントベースフードの認知度を高めていくことが期待されています。

自然環境を考慮した製品開発

ディッシュウィルが提供するプラントベースフードには、「ハンバーガーパティ」や「フォアグラ」、「フィッシュフライ」などがあり、本格的な味わいと質感が特徴です。これらは全て自社の植物工場で育てた大豆から加工されており、持続可能な方法で生産されています。たとえば、未来には砂漠でも持続的に食品を生産できる工場を創り出し、厳しい環境でも美味しい食事を届けることを目指しています。