オーツミルク専業メーカーが新たな一歩を踏み出す
日本初のオーツミルク専業メーカー、株式会社MISOLA FOODSが新たに開発したスイーツ、『オーツおからクッキー』が注目を集めています。2025年10月26日には、東京都品川区で開催される「にしこやまつり」にて初めてのテスト販売を行う予定です。
このクッキーは、オーツミルクの製造過程で出るオーツ残渣をアップサイクルして作られたサステナブルな製品です。MISOLA FOODSは、廃棄物を「おいしい資源」として再生することで、環境への配慮を持った食文化を提案しています。
食品ロスへの挑戦
農林水産省の統計によると、2023年度の食品ロスは約464万トンにのぼります。特に、食品製造業によるロスは117万トンに達しており、この問題は今後の環境対策において重要な課題です。オーツミルクの製造過程で発生するオーツ残渣もその一例で、通常は廃棄か飼料に回されてしまいます。
MISOLA FOODSは、自社でオーツミルク製造の全工程を行っていることを活かし、この問題に取り組みました。オーツ残渣には、多くの栄養素が含まれていることから、これを単なる廃棄物とするのではなく、素材の特性を活かして新たなスイーツに生まれ変わらせたのです。
健康志向と環境への配慮
『オーツおからクッキー』は、5種類の個性的なフレーバーが用意されています。ココア&アーモンド、ココナッツ、ごま&胡桃、よもぎ、ハーブ&ソルトのそれぞれが持つ風味を楽しむことができます。また、乳製品や小麦粉、バターは一切使用しておらず、100%プラントベースのため、アレルギーを持つ方やヴィーガンの方でも安心していただけます。
このクッキーは、サクほろとした食感が特徴で、罪悪感を感じることなくヘルシーなおやつとして楽しむことができます。想定以上の美味しさとともに、環境にも優しい製品として、消費者に新しい食の選択肢を提供しています。
販売情報と今後の展開
『オーツおからクッキー』は、2025年10月26日、東京都品川区の東急目黒線西小山駅前で開催される「にしこやまつり」で初めて販売されます。出展時間は11:00〜16:00で、現地で直接購入することができるチャンスです。今後も、マルシェやポップアップイベントに参加し、消費者と直接関わることでフィードバックを受けて、商品改良を進めていく方針です。
代表の取り組みとビジョン
MISOLA FOODSの代表取締役、塚越翔五氏は「環境にやさしい食を日常に」というミッションを掲げており、オーツミルク製品だけでなくその製造過程に注目しています。『オーツおからクッキー』を通じて、身体と地球に優しい事業を創出し、消費者に「おいしく」「食の循環を感じられる体験」を提供したいと語ります。
会社概要
株式会社MISOLA FOODSは、大手食品メーカー出身のプロフェッショナルによって2022年に設立され、日本初のオーツミルク専業メーカーとして活動しています。原料選定から製造販売に至るまで、一貫したものづくりを行い、環境への貢献を目指しています。場所は東京都渋谷区に所在し、公式サイトには最新情報が掲載されています。
このように、「オーツおからクッキー」は美味しさだけでなく、持続可能な未来を考えた選択肢を私たちに提供してくれるアイテムです。食文化におけるサステナビリティの重要性を改めて考えさせられる一品となることでしょう。