バタッペの50年
1976年に誕生した「バタッペ」は、神戸の老舗ベーカリー、ケルンが手掛ける看板商品の一つです。このパンは、創業以来50年目を迎え、その歴史の中で静かに愛されてきました。バタッペは、チョコッペと同じ長さのソフトフランスパンに、ピーナッツバタークリームがサンドされたシンプルな存在です。どうしてバタッペがここまで多くの人々の手に取られるのでしょうか。
バタッペの誕生
バタッペは、1974年に発売されたチョコッペの“相棒”としてデビューしました。チョコッペが主にメインストリートを独占している間、バタッペはその陰でしっかりと存在感を示し続けています。バタッペの売り上げは、チョコッペの約半分ですが、その魅力は決して軽視されるべきではありません。
ケルンの全店舗で1日に多くのチョコッペが売り上げられる中で、バタッペも静かに日常のお供として親しまれているのです。55周年となる2023年には、特にその存在感が増しています。実際に、バタッペの売り上げは常に上位にランクインしており、根強い人気を誇ります。
バタッペの特別な魅力
バタッペの魅力は、ピーナッツバタークリームの奥深い味わいにあります。スタッフの中には、「バタッペ派」が多く、彼らの声を聞くと、その理由が明らかになります。「チョコよりも甘さが控えめで、しょっぱさや香ばしさを楽しめるから」また、「見た目が明るくて上品」「しっかりした食感が面白い」という意見も多く、特に大人世代からの支持が強いことが伺えます。
バタッペのクリームは滑らかで滑りやすく、それに小さなピーナッツの粒が食感にアクセントを加えています。多くの人が初めてこのパンを味わうとき、「あ、美味しいな」と再発見する瞬間があるのです。
目指す小さな夢
今年、バタッペは50周年を迎え、ささやかな願いを持つようになりました。その願いは、一日だけでもチョコッペよりも多く売れ、注目を浴びたいというものです。実際、SNSでクイズを出してみると、正解が意外にもピーナッツバタークリームではない方が多く、バタッペの魅力がまだ十分に伝わっていないことが明らかになりました。
「バタッペとは何か」を知る機会が少ない今、新しい発見をしていただくために、皆さんがこのパンを手に取るきっかけを提供できたらと思います。
50年の歴史を重ねて
50年間の歴史を通じて、バタッペは多くの人々の日常に寄り添う存在になりました。神戸の街の歴史と共に歩んできたこのパンは、今後も人々に愛され続けることでしょう。バタッペを見かけたら、ぜひトレーに載せて、その魅力を体験してみてください。あなたのひとつが、バタッペの50年をそっと祝う一歩になることを願っています。
これからも、バタッペと共に素敵なパンライフを楽しんでください。