名古屋で開催される特別な俳句舞
名古屋市鶴舞高架下に位置するK・Dハポンが、開店22周年を記念して特別なイベントを行います。このイベントタイトルは『俳句舞-間を踊る-』で、2025年5月13日(火)に愛知芸術文化センター小ホールにて上演されます。
この俳句舞は、介護の現場を長年経験してきた俳人の森田祐加がプロデュース。彼女自身の62年にわたる人生を通じて、俳句を新たな形で表現しようという試みです。特に、彼女が感じている「生きる喜び」や「間(ま)」の文化をテーマにした公演となっており、心に響くパフォーマンスが期待されています。
深いメッセージと共に伝える「間」
森田が語る『俳句舞-間を踊る-』の中には、彼女が介護の現場で感じてきた数々の経験が色濃く反映されています。「生きる喜び」に満ちた表現が尊重される一方で、彼女が目撃してきた現実、老い、孤独死、差別、戦争といった厳しい側面も忘れてはいけないとのメッセージも、この舞台には込められています。
俳句は、制約のある中にこそ生まれる「問い」としての「間」を持つ芸術です。森田は、「俳句には言葉や音、情景を捉える力がある」と語り、その力を踊りと音楽と共に表現することを目指しています。彼女が提示する俳句舞では、視覚や聴覚を通じて観客が自らの想像力を働かせ、情景を心の中で描くことが求められます。
豪華な出演者たち
この特別な舞台には、さまざまな魅力を持つ出演者が揃います。演奏者には坂本弘道や巨勝、kanranなどが名を連ねており、演者には鈴村由紀や安藤鮎子、幻燈ダンスholonといった多彩な顔ぶれが集まります。彼らが織りなす音楽とダンスが、俳句舞を更に深いものにしてくれることでしょう。
チケット情報のご案内
チケットはカンフェティにてすでに販売中です。一般料金は5,000円、22歳以下(U22)の方は2,500円となっており、全席自由のスタイルです。未就学児の入場はお断りされているため、注意が必要です。
当日は、開演の30分前から開場し、19:00時のスタートが予定されています。名古屋での特別な体験を求めている方には、ぜひこの俳句舞を観覧していただきたいものです。
まとめ
K・Dハポンの22周年記念イベント『俳句舞-間を踊る-』は、まさに心に残るパフォーマンスイベントとなること間違いありません。俳句を舞台で、新しい感覚で受け取ることができるこの機会をお見逃しなく。芸術と人間の関係の再構築を考えるきっかけとなることでしょう。