本わさびの挑戦
2025-09-01 13:53:10

学生たちが提案する本わさびのグローバル戦略とは?

学生たちが提案する本わさびのグローバル戦略とは?



東京ビジネス・アカデメイアの経営学科グローバルビジネス専攻で、多国籍の学生たちが「本わさび」の海外販路拡大に向けたマーケティング戦略を提案しました。この取り組みは、食の専門商社・ヴォークス・トレーディングとの産学連携の一環として行われ、学生たちは自国の文化や市場特性を生かしたユニークな提案を行いました。

本わさびの魅力とその利用方法



本わさびは、日本原産の貴重な香辛野菜で、その切り立った風味とともに、鼻に抜ける辛味が特徴です。このわさびは、清らかな湧水と冷涼な気候のもとで育ち、多様な料理にマッチします。ヴォークス・トレーディングでは、本わさびを利用した商品を国内外に展開しており、その良さを広めるために学生とのコラボレーションを行っています。

学生たちは、早速ヴォークス・トレーディングの本社を訪れ、実際に本わさびについて学びました。すりおろしたわさびの香りや風味を体験し、そのすばらしさを再認識したようです。特に、わさびに苦手意識を持っていた学生が、その風味や甘みを楽しめたことは新たな発見でした。

グローバルな視点で考えるマーケティング戦略



学生たちは、さまざまな地域に分かれてマーケティング戦略を練り始めました。例えば、中国の四川地方からは、辛味の強い料理に爽やかさを加えるための調味料として「冷菜料理」へ本わさびを取り入れる提案がありました。また、江蘇省では本わさびの抗菌・抗酸化作用を活かした「わさびフェイスパック」の製品開発が提案されました。

他にも、フィリピンにおいては、屋台やレストランでの提供を通じてわさび製品の認知度を高める計画が挙げられ、各グループが各国の文化に即したユニークなアプローチを実施しました。これらのアイディアを通じて、学生たちは市場の特性や消費者の嗜好を理解し、実現可能な販路開拓に向けた具体的なビジョンを持つようになりました。

プレゼンテーションとチームワークの成果



各グループの発表で、留学生たちは堂々と日本語で発表を行い、チームの一体感を高めるために協力しながら、説得力のあるプレゼンテーションを実現しました。教員からも、学生たちが実社会とつながる貴重な経験を得たことが評価されました。このような取り組みは、学生たちにとって重要な学びとなり、国際理解を深める良い機会となったのです。

今後のプロジェクトと展望



このプロジェクトは次なるステップへ進み、2025年10月には東京で開催される「TOKYOクロスオーバー・サミット」にて、本わさびを使用したオリジナルハンバーガーを販売する計画が進行中です。このイベントは21世紀アカデメイアグループの学生が一堂に会し、様々なアイデアを持ち寄って新たな価値を創出する機会です。

このように、多様な背景を持つ学生たちが集まり、お互いの知識を生かしながら本わさびの魅力を世界に発信していく取り組みは、未来のグローバルビジネスモデルを先取りする重要なステージとなることでしょう。


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