黒豆奉納式
2024-12-12 15:30:11

令和六年の黒豆奉納式 上野東照宮で和文化を祝う特別な行事

令和六年の黒豆奉納式が上野東照宮で開催



2024年12月12日に、上野東照宮の金色殿にて「令和六年黒豆奉納式」が盛大に行われました。このイベントは、フジッコ株式会社が結成した「黒豆奉納実行委員会」によって実施され、黒豆の持つ文化的な魅力を再発信することを目的としています。江戸時代から続く黒豆の献上の歴史を振り返り、日本の食文化への理解を深める活動の一環として、今年で2回目を迎えました。

イベントの趣旨と背景



日本の伝統的な食文化を守り育てる役割を担うフジッコは、『5つの健康』を理念に掲げ、和食文化の発展を目指しています。特に、世界文化遺産に登録された和食を祝う2023年には、黒豆をおせち料理として広めることに力を入れることを決定しました。昨年、このイベントが復活したことを受け、今回はさらなる発展を期して「黒豆奉納実行委員会」が設立されました。

黒豆奉納式の様子



当日、上野東照宮には多くの参加者が集まり、徳川宗家第19代当主である德川家広氏や俳優・松平健氏が参列しました。イベントでは、新穀の収穫を祝う中で、兵庫県産の「丹波黒黒豆」が奉納され、来年の豊作を祈願しました。

さらに、俳句の朗読も行われ、松平健氏が生徒たちが詠んだ新年の俳句の中から最優秀作品を選定しました。その俳句は「黒豆の甘さなつかし祖母の顔」で、黒豆を使用した新年にふさわしい内容になっていました。この詩が表現する懐かしさや温かな思い出は、まさに日本文化の深さを象徴しています。

黒豆の楽しみ方を広めるイベント



奉納式の後、上野東照宮では来場者向けに「黒豆のふるまい」や「黒豆つかみゲーム」といったイベントが実施されました。松平健氏もゲームに参加し、たくさんの黒豆をつかむことができたようです。これによって来訪者は、松平氏から黒豆を直接受け取るという貴重な体験をしました。参加者からは、松平健氏から手渡されるサプライズに喜びの声が寄せられました。

また、黒豆のふるまいでは、特製のオリジナル小冊子や黒豆御守り、フジッコの商品などが限定配布され、来場者は黒豆の歴史や魅力について学ぶ機会を得ました。

新しいメニューも登場



さらに、上野精養軒ではこの祭りに合わせて、丹波黒黒豆を使用した特別メニュー「抹茶ベイクドチーズケーキ」が期間限定で提供されています。黒豆と抹茶の組み合わせを楽しめるこのスイーツは、男性や女性ともに人気を集めているそうです。

まとめ



黒豆奉納式は、伝統的な日本文化の継承だけでなく、現代における食材の重要性を再確認させる意義深い行事です。来年もこのような取り組みが続くことで、日本の食文化がより豊かに育まれることを願っています。


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