ユニバーサルコミュニケーション実証実験が丸亀製麺で成功した背景とは
最近、文教大学経営学部の田中克昌ゼミナールが、トリドールホールディングスとTOPPAN株式会社と共同でユニバーサルコミュニケーション「MONICOM」の実証実験を行いました。この実験は、12月6日(金)に上野中央通りに位置する「丸亀製麺」で実施されました。
この取り組みは、田中ゼミが「第3回トリドール持続可能ビジネスコンテスト」において最優秀賞を受賞したことから実現しました。受賞後、トリドールHDはTOPPANの音声翻訳サービス「VoiceBiz®」と、株式会社ジャパンディスプレイの透明インターフェイス「Rælclear(レルクリア)」を活用したシステムの導入を決定し、店舗における実証実験を行ったのです。
MONICOMの概念
「MONICOM」は、対面でのコミュニケーション場面、特に飲食店において顧客とのスムーズなやり取りを実現するために設計されています。具体的には、聴覚に障がいのある方が注文を行う際に、その音声を透明ディスプレイにリアルタイムで文字として表示することで、より円滑なコミュニケーションを図ることができます。この仕組みがあれば、聴覚の障害を持つ方も気軽にお店で注文できるようになります。
さらに、TOPPANの「VoiceBiz®」は多言語に対応しており、日本語以外の言語からのリアルタイム翻訳も可能です。これにより、外国からの観光客や訪問者も快適にサービスを受けられる状況が整っています。インバウンド需要が増え続ける中で、このようなサポートが重要な役割を果たすことは間違いありません。
今後の展開
経営学部の田中ゼミは過去2年間にわたり、「トリドール持続可能ビジネスコンテスト」で続けて最優秀賞を受賞しています。2022年度から4年連続での受賞を実現し、その成果を実際のビジネスに活かすことで、さらなる進展が期待されています。今後も、田中ゼミの学生チームは、トリドールHDの店舗で行われる各種の実証実験に参加し、その実行力を高めていく方針です。
これらの取り組みは、学生たちにとって貴重な学びの機会であるだけでなく、社会におけるユニバーサルデザインの推進にもつながるものです。企業側も学生の斬新なアイデアを取り入れることで、新たな市場ニーズに応えようとしています。
文教大学の紹介
文教大学は、多様な学部を有する総合大学であり、教育学部、人間科学部、文学部、情報学部、健康栄養学部、国際学部、経営学部のほか、3つのキャンパスを構えています。学長は中島滋氏が担当しており、「人間愛」を建学の精神として掲げています。現在、在籍する学生は約8,405名にのぼる多様性豊かな学生コミュニティを形成しています。また、大学は持続可能なビジネスについても力を入れており、学生たちが実際にビジネスの現場で活躍できるような取り組みを進めています。
この実証実験は、ユニバーサルコミュニケーションの推進と共に、学生たちの未来の選択肢を広げる一助となることでしょう。