耕作放棄地から生まれた新たな美味しさ
福岡県田川郡の赤村で、耕作放棄地の再生に取り組む「株式会社鳥越ネットワーク」。彼らが手掛けた小麦「チクゴイズミ」が4月14日(月)に、グリーンコープ生活協同組合連合会と連携し、パンやクッキーに生まれ変わります。この取り組みは、地域の問題解決に寄与するだけでなく、私たちの食卓に新たな価値をもたらします。
地域の課題とその解決策
日本全体で進む農業者の高齢化と後継者不足。農林水産省のデータによると、2019年の販売農家数は、1999年と比較して54%も減少しています。田川郡赤村でも同様に、耕作放棄地の両者増加が深刻な課題となっています。こうした厳しい現実の中、鳥越ネットワークは2017年から地域と協力し、耕作放棄地を新たに農地として活用する活動を行っています。このようにして生まれた新しい小麦が「チクゴイズミ」です。
幅広い商品展開
「チクゴイズミ」は、2023年からは乾麺うどんの原料として利用されていましたが、今回新たにパンとクッキーへと商品展開が実現しました。
商品情報
- 規格:180g
- 価格:九州・中国価格454円(税込)・関西価格467円(税込)
- - 白神酵母のごまパン(チクゴイズミ使用)(冷凍)
- 規格:41g×4個
- 価格:九州・中国価格373円(税込)・関西価格384円(税込)
- 規格:4個(210g)
- 価格:九州・中国価格703円(税込)・関西価格724円(税込)
- 規格:5個(60g)
- 価格:九州・中国価格353円(税込)・関西価格362円(税込)
未来に向けた取り組み
「グリーンコープ」と「鳥越ネットワーク」は、今後も耕作放棄地の再生や地域農業の課題解決に取り組んでいく予定です。この活動を通じて、私たちの食生活を豊かにし、同時に地域の農業を支えるためのサポートを行います。私たちが食べるものがどこから来ているのか、またそれが地域や環境に与える影響をより深く考えるきっかけとなるでしょう。
「一般社団法人グリーンコープ共同体」について
「一般社団法人グリーンコープ共同体」は、2018年に設立され、福岡市博多区に本部を置くこの教育団体は、九州・中国・関西そして福島の16生協と多様な団体と協力し、地域に根ざした活動を展開しています。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親の願いを大切にし、地域の豊かさを育むことを目指しています。私たち消費者もその一員として、この活動を支援できることが嬉しいですね。