名古屋名物「ゆかり黄金缶」が累計販売枚数を突破!
名古屋地区で展開されるお菓子、
「ゆかり黄金缶」が、累計販売枚数で驚くべき1億5,000万枚を突破しました。これは、株式会社坂角総本舖が2006年にこの商品を発売したことから数えれば、まさに快挙と言えます。
1億5千枚の味わいと背景
「ゆかり黄金缶」が登場した背景には、「名古屋土産に、名古屋でしか買えない製品が欲しい」というお客様からの需要がありました。この要望に応える形で生まれた
えびせんべい「ゆかり」は、名古屋の成長と共に育まれてきた地元の名品とも言えます。
このお菓子は、ただおいしいだけでなく、地元の観光やものづくり技術の継承にも貢献しようとする意志を持った製品です。特に、2010年からは「ゆかり黄金缶」一本の購入に対して5円が名古屋城の復元に寄付されています。今年2024年の寄付金額は4,233,850円に達し、累計寄付金額はなんと5,000万円を突破しました。このような取り組みからも、地域への思いが伝わってきます。
名古屋城との深いつながり
名古屋城は、1610年に徳川家康によって築城が開始され、現在では国宝としても知られています。その歴史的価値はもちろん、名古屋のシンボルとして多くの人々に親しまれてきました。しかし、戦後の戦災で天守閣が焼失し、現在のものは鉄筋コンクリートで再建されたものです。このため、名古屋市は本来の姿を復元するための寄付を募っています。
「ゆかり黄金缶」の売上の一部がこの復元活動に回ることで、地域文化を守り続けようという試みは、特に意義深いものです。
驚異の海老せんべい「ゆかり」
「ゆかり」は、坂角総本舖の代表商品として名を馳せています。約7割の原料が天然海老で構成されており、その製法は江戸時代から脈々と受け継がれたものです。手間ひまを惜しまない製法は、焼き上げるまでに7日以上を要します。
また、1枚あたり21kcalと低脂肪でありながらも、豊富なカルシウムとたんぱく質を含む健康面でも優れたお菓子です。地元愛知の皆さんとともに育まれ、35億枚以上が出荷されているという事実からも愛されている証拠ですね。
品質向上に向けた姿勢
坂角総本舖は、1889年に創業し、名古屋のお土産のみならず、全国にその名を知られる存在となりました。135年間の歴史を持つ同社は、自然の恵みを生かしたお菓子づくりを行い、伝統を守りつつ新しい挑戦を続けています。
これからも「ゆかり」を通じて、名古屋の文化、そしてその発展に寄与し続けることを誓っている坂角総本舖。その挑戦に、私たちも注目していきたいですね。
おわりに
名古屋の特産「ゆかり黄金缶」は、味わい深いだけでなく、その裏には地域貢献の熱い思いが込められています。お土産や贈答品としても喜ばれるこの一品を、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。