エンディング産業展2025が記録的な成功を収めて閉幕
2025年9月10日と11日の2日間にわたり、有明GYM-EXで開催された「エンディング産業展2025」が、過去最多の来場者数、13,688名を記録しました。これは葬儀・埋葬・供養・相続など、終活に関する業界において、非常に注目度の高いイベントです。主催したのは東京博善株式会社で、同社は1921年に設立されて以来、火葬場や斎場の運営を行ってきました。
今回のエンディング産業展では、163社が参加し、合計327のブースが設けられました。専門セミナーも39講演が行われ、業界の最新のトレンドやノウハウが共有されました。さらに、伝統文化に根ざしたイベントやユニークなプログラムも豊富に用意され、多くの来場者を惹きつけました。
イベントの多様性
会期中には、仏教9宗派による合同法要や、デヴィ・スカルノ氏が登場する生前葬イベント、終活川柳大賞の発表会など、多岐にわたるプログラムが実施されました。
特に合同法要では「INORI for PEACE」が開催され、国内外の訪問者から多くの注目を集めました。この法要は、紛争の犠牲者を悼む意義があり、仏教各宗派が一致団結して行うという貴重な体験でした。
デヴィ夫人の生前葬イベントでは、「AIデヴィ夫人」が登壇し、ユーモアを交えた弔辞が披露されました。さらに、デヴィ夫人の特注デザインの棺や主役ドレスも話題となり、観客の心を掴みました。
企業の出展とビジネスマッチング
エンディング産業展では出展企業のブースも充実しており、多様な企業が参加しました。技術革新を活かしたサービスも数多く登場し、特にAI技術を活用したサービスは来場者からの関心が高まりました。
ビジネスマッチングを促進するコンシェルジュカウンターも設置され、多くの商談が行われました。これは、業界のさらなる成長を目指す重要な一環です。
専門セミナーから得られる知見
38の専門セミナーでは、葬祭業界の第一線で活躍する専門家たちが登壇し、最新のトレンドや事例を紹介しました。業界内のリアルな知見やネットワークを体験できる貴重なチャンスで、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。
活動の締めくくりとして行われたレセプションパーティでは、出展社同士の交流が促進され、有意義なネットワーキングの場ともなりました。
未来の開催予定
来年度は2026年9月10日と11日に「エンディング産業展2026」が予定されています。今回のイベントの成功を受けて、さらなる成長と発展が期待されます。詳しい情報は公式サイトで随時更新される予定です。
まとめ
エンディング産業展2025は、業界の未来を考える上で、非常に価値のあるイベントでした。福祉や環境に貢献する取り組みや新たな試みが目白押しで、来場者にとっても、新たな学びと発見がある貴重な時間となりました。業界が今後どのように進化していくのか、引き続き注目していきたいと思います。