同室避難プロジェクト
2025-11-04 13:39:12

伍代夏子氏、珠洲市を訪れた災害時同室避難プロジェクトの実情とは

伍代夏子氏、珠洲市を訪問し災害時の同室避難の現状を探る



2023年10月25日、歌手の伍代夏子氏が約1年ぶりに石川県珠洲市を訪れ、「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」の一環として、現地の人々から現在の生活状況や新たな課題を聞きました。このプロジェクトは、災害時にペットと飼い主が同じ室内で避難できる社会の実現を目指しており、特に飼い主の意識を高めることが重要な目的です。

被災地の現状と復興の進展



訪問に際して、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンの橋本笙子氏から、令和6年能登半島地震の被災状況や現状の支援について詳しい説明を受けました。以前の訪問時には被害を受けた家屋が残っていたものの、現在は解体が進み、周囲の空き地が増えていました。また、デイサービスも再開され、復興が一歩ずつ進んでいる様子が見受けられました。

しかし、解体業者のトラックが増えたことによる子供たちの安全面の不安など、新たな課題も浮かび上がってきました。その後、橋本氏と共に被災家庭を訪問し、彼らの生活状況を直接伺いました。

ペットとの避難の難しさ



仮設住宅に入らず、自宅を修繕しながら生活を続ける矢野さんは、一度ペットと共に避難所へ行った際の経験を語りました。ペットを受け入れる避難所はあっても、そこでの周囲への気遣いがストレスとなり、体調を崩す結果となったそうです。ペットと共に避難できるための環境が整っていても、それが必ずしも快適とは限りません。さらには、仮設住宅には多くの問題があり、飼い主がペットを連れて避難できない現状も指摘されました。

子供たちの遊び場も減少しており、珠洲を離れ金沢まで行かないと安全に遊ぶ場所がないという現実があります。このように、災害時の不安定な状況下で、飼い主がペットを適切に飼育することは容易ではありません。

悪化するペットの問題



避難所のペット預かりが早期に終了したため、人間だけでなくペットとの生活に戻ることも難しくなりました。ペットが健康に生活できる環境が整わないままでいると、病気が蔓延する恐れもあることが指摘されています。さらに、避難できなかったペットたちが路上で行き場を失い、野良化する業界も問題視されています。このことで野良犬や野良猫が増える悪循環が生じてしまうのです。

まとめ



災害時にペットと共に避難できなかったことで生じる問題は多岐にわたります。「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」は、こうした現状を飼い主に周知し、非常時には責任を持って行動できるよう啓発していくことが求められています。ペットと一緒に避難することの重要性が広まることを期待し、今後の活動に注目していきたいですね。


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