平和をつなぐ千羽鶴の贈り物
株式会社ワールドの関連会社、ラクサス・テクノロジーズ(以下、ラクサス)が推進する「おりづるプロジェクト 2025」に、ワールドが手掛けた千羽鶴が贈呈されました。このプロジェクトは、平和の象徴として千羽鶴を制作し、広島市平和記念公園に寄贈することで、世界に平和のメッセージを発信することを目的としています。
おりづるプロジェクトの目的
おりづるプロジェクトは、2022年からスタートした活動です。ユーザーや協賛企業と連携し、平和を願う想いを形にするために、多くの人々が参加しています。特に、広島から発信されるこのメッセージは、未来の世代へ伝えていきたい重要な願いです。
今回は、株式会社ワールドが5月から全社をあげて制作を進めてきた千羽鶴が、7月11日にラクサスに贈呈されました。現地にはラクサスの社長である高橋啓介氏、ワールドのSDGs推進室の担当者が集まり、製作した鶴が旅立つ瞬間に立ち会いました。
社内でのワークショップの開催
ワールドでは、おりづる制作のためのスペースを設け、参加を促すためのワークショップを実施しました。社内報「MOVING」の掲載を通じて、神戸本社をはじめとしたグループ各社との連携が実現。社員やその家族が一体となって参加し、平和への思いを共有しました。
社内でのワークショップでは、休憩時間を使った活動が行われ、多くの有志が集まりました。加えて、SDGs推進室は地域の児童や家族も積極的に巻き込み、みんなで制作に取り組みました。この取り組みにより、平和について学ぶ貴重な機会を提供しました。
地域との連携
おりづるの制作には、港区の様々な施設からも協力がありました。赤坂子ども中高生プラザや特別養護老人ホームなど、多様な背景を持つ方々が参加し、様々な世代の思いが込められました。
このように、地域の人々が集まったワークショップでは、特に子どもたちの笑顔が見られ、千羽鶴制作が地域全体のコミュニケーションの場となりました。子どもたちが制作した鶴が、平和を願う第一歩となりました。
特色ある千羽鶴
完成したおりづるは、4,000羽の鶴が「ワールドブルー」の糸で結ばれています。使用された素材には、社内のアパレル資材が再利用され、ボタンやシャツ生地を使ったリボンが施されました。これにより、創造性が発揮され、作品には平和への強いメッセージが込められています。
高橋社長は、「この千羽鶴には多くの方々の心がこもっており、平和が続くことを願う思いが詰まっています。このプロジェクトを通じて、平和の大切さを改めて感じ、広島へ責任を持って届けたい」と述べました。
未来への希望
こうして完成した千羽鶴は、2025年8月6日に広島平和記念公園で行われる被爆80年の平和記念式典に寄贈される予定です。この平和の象徴が多くの人々の心に届くことを期待しましょう。
今回の活動を通じて、多くの想いが集結し、地域や世代を超えた連携が生まれました。私たちの未来が、平和によって守られることを願います。