キユーピーが市販用ドレッシングのパッケージ変更を実施
キユーピー株式会社が、市販用ドレッシング380mlサイズ全10品に100%再生PET樹脂ボトルを導入することを発表しました。この取り組みは2023年9月上旬から始まり、ドレッシング類の環境への配慮が一層強化されることを意味しています。
再生PETボトル導入の背景
近年、環境負荷を軽減するために、製品の包装材料に再生素材を使用する企業が増えています。キユーピーは、これまでドレッシングの包装に関しても様々な取り組みを行い、すでにテイスティドレッシングや機能性表示食品には再生PET100%ボトルを採用してきました。180mlサイズの市販用ドレッシングには再生PET30%のボトルを取り入れていますが、380mlサイズにおいてもこの取り組みを拡大する運びとなりました。
環境への影響
新たに導入されるボトルにより、キユーピーは年約1,600トンのプラスチック使用量削減を見込んでおり、これは過去最大の規模となります。また、CO2排出量も約1,400トン削減できるとされています。このような取り組みは、キユーピーが掲げるサステナビリティ目標、2030年度にプラスチック排出量を30%以上削減(2018年度比)に向けた大きな一歩と言えるでしょう。
パッケージとエコラベル
380mlサイズのドレッシングには、再生PETボトルを切り替えた後、順次エコラベルを付与し、消費者に対しても環境に優しい商品であることを訴求していきます。このエコラベルは、消費者が環境に配慮した選択をする助けとなるでしょう。
未来への展望
キユーピーは、日清オイリオグループ株式会社と協働で使用済み油付きPETボトルの回収実証実験を2024年に実施予定です。これにより、今後は油を使用した商品のPETボトルも資源として再利用できる社会を目指していきます。このような動きを通じて、循環型社会の構築に一層貢献していく意欲が感じられます。
まとめ
キユーピーによる市販用ドレッシング全10品の再生PETボトルへの切り替えは、環境への配慮と持続可能な社会の実現に向けた重要なステップです。私たち消費者も、この取り組みに注目し、自身の選択を通じて環境保護に貢献していきたいものです。