日本の美意識を感じるTOJIのデザイン
現代のライフスタイルにフィットする形で、古き良き日本の美を再発見し、再構築することを目指すTOJI。これは、ただのウェルネスブランドではなく、日本の文化を全球的に発信しようとする意志が込められています。さて、TOJIの新たなデザインへのアプローチにはどのような想いが込められているのか、アートディレクターの上村知世さんにお話を伺いました。
デザインの真髄、上村知世の想い
上村知世さんは、TOJIのブランドロゴやパッケージデザインを手がけています。彼女は「日本の伝統と現代的な美意識を融合させる」ことに尽力していると語ります。TOJIのロゴはミニマルな佇まいでありながら、日本の情緒を漂わせるデザイン。誰もが感じる「静けさ」の中に、豊かさを宿らせたいという上村さんの思いが形になっています。
ロゴとパッケージのデザイン哲学
TOJIのロゴは、普遍的でありながらエレガントで、日本語の心を感じられるデザインが施されています。特徴的な有機的な線は、手仕事に由来する温もりを伝えることを意図しており、ユーザーに深い印象を与えます。
パッケージデザインもまた、TOJIのアイデンティティを反映しています。シンプルでありながら飽きが来ず、自然素材を想起させる色合いや質感を使い、余白を意識した構成が特徴です。「間」の美意識を感じられるような工夫が施され、ついつい手に取りたくなる上質感を追求しています。
TOJIのデザインに込められた願い
上村さんは、「TOJIのプロダクトを手に取った瞬間、自己と向き合うひとときを持ってほしい」と考えています。酒粕といった日本の伝統的な素材をリスペクトしつつ、タイムレスでクリーンなデザインを届けることで、ユーザーに静かな豊かさが感じられることを重視しています。彼女は「TOJIが皆さんの日常に寄り添う存在になれば嬉しい」との想いを語ります。
グローバルへと向かうTOJI
TOJIは今後も、美と健康を通じた日本の伝統的な知恵を内外に発信し続けます。そのブランドの核となるのは、高いデザイン性と深い文化的バックグラウンド。フュージョンした美しさは、世界中の人々の心を引き寄せる力を秘めています。
上村知世とは?
上村知世さんは多摩美術大学の卒業生で、さまざまなブランディングやパッケージデザインを手掛ける中、2019年からはフリーランスとして活動。独自の視点で設計した作品は、特に注目を集め、2022年の書籍『U35つくるひと事典』にも掲載されるなどその名は広がっています。彼女の作品はウィットと深さが共存し、多くの人々に影響を与えています。
まとめ
TOJIは日本の伝統と現代のデザインが見事に融合したブランド。ここで展開される製品は、美しさだけでなく、心身の健康にも寄与するもの。これからのTOJIの動向から、目が離せません。