岐阜の味を未来に繋ぐ挑戦
岐阜県岐阜市に位置する山川醸造は、長年親しまれている「たまり醤油」と「豆味噌」の伝統を未来に引き継ぐため、新たなプロジェクトを立ち上げました。この取り組みでは、2026年2月に完成予定の新しい木桶(新桶2号)を使用し、木桶仕込みの醤油と味噌の文化を次世代に繋ぐべく、クラウドファンディングを通じた支援を募っています。
岐阜の土に根づいた「たまり醤油」
岐阜の特産品である「たまり醤油」は、その濃厚な旨味と深い色合いが多くの人に愛されています。地元の人々にとって、これは単なる調味料以上の存在です。「50年以上使っとる」という声が示すように、長い歴史と共に多くの家庭で親しまれてきました。山川醸造は、その伝統を守り続け、50年、さらには100年先まで「たまり醤油」を届けることを目指しています。
木桶の魅力とその現状
さて、山川醸造にとって木桶はただの醤油製造の道具ではなく、その味わいや香りを生み出す大切なパートナーです。しかし、実情は深刻で、現在木桶仕込みの醤油の国内流通量はわずか1%。この状況を打破するため、全国の木桶料理蔵元や職人たちが協力し、技術の共有と次世代育成に取り組んでいます。
クラウドファンディングの意義
このプロジェクトでは、以下の3つの目標を掲げています。
1. 岐阜の味「たまり醤油・豆味噌」を作り続けること。
2. 木桶仕込みの文化を未来に繋げること。
3. 木桶を作る職人の技術を次世代に残すこと。
これらの目標を達成するためには、皆様のサポートが必要です。共に未来に向けて一歩を踏み出しましょう。
クラウドファンディング詳細
- - プロジェクト名: 「100年先も、岐阜の味『たまり醤油・豆味噌』を木桶仕込みで味わえる未来へ」
- - 期間: 2025年10月1日(水)~11月30日(木)
- - 目標金額: 2,500,000円
- - リターン例: 新桶で醸造されるたまり醤油、桶端材の組子鍋敷き、仕込み現場見学会の参加券など。
詳しくは
こちらのリンクからご覧ください。
スケジュール
- - 2025年10月1日~11月30日: クラウドファンディング募集期間
- - 2026年1月末~2月7日: 小豆島にて新桶製造
- - 2026年2月13日: 山川醸造にて新桶清祓い安全祈願祭
- - 2026年2月21日: 新桶初仕込み
- - 2028年5月: 新桶初たまり(長良)発売予定
- - 2029年5月: 新桶初たまり(みのび)発売予定
取材のご依頼・素材について
現地取材も受け付けております。また、山川醸造の外観や蔵内の写真、仕込み風景、新桶製作の様子など、様々な素材もご提供可能です。
会社概要
- - 会社名: 山川醸造株式会社
- - 事業内容: たまり醤油・豆味噌の醸造、醤油加工品の製造
- - 設立: 1948年7月10日
- - 公式HPはこちら
岐阜の味を未来の世代へ受け継ぐためのこのプロジェクトに、ぜひご興味を持っていただければと思います。