POLE POLE STYLEが企業向けアレルギー支援を強化
京都府京丹後市に拠点を置くPOLE POLE STYLEは、企業や行政に向けたアレルギー対応アドバイザリーサービスの強化を宣言しました。当事者でありアレルギー備蓄食研究家であるAKKOが、これまでの長年にわたる経験を基に、実践的なサポートを行います。特に現場でのアレルギー対応に悩む企業や教育機関に対して、具体的な解決策を提案することを目的としています。
社会的課題の深刻化
最近、日本において食物アレルギーを持つ人々の数が増加しています。特に成人になってから突然発症する「成人発症型食物アレルギー」が急増し、多くの方が困難に直面しています。相模原病院の調査によれば、成人のうち約10%が特定の食物にアレルギー反応を示していると報告されています。これに伴い、2023年から特定原材料として「くるみ」が、2024年には「マカダミアナッツ」が追加されるなど、アレルギー表示制度も強化されています。
職場や教育現場でも、アレルギーや化学物質過敏症に対する配慮が求められています。厚生労働省は今年から、全国のアレルギー疾患医療拠点病院に「両立支援コーディネーター」を配置し、治療と仕事の両立支援を実施しています。また、職業性アレルギーについての労災認定の事例も増えているため、企業はより重い安全配慮責任を負うようになっています。
一方で、化学物質過敏症に対する認識も高まっています。2009年にこの症状が保険病名として認められたことで、患者数は約100万人とされています。2024年の調査では、43%の人が香料によって体調不良を訴えており、「香害」の認知率も79%に達しています。こうした状況から、職場でのアレルギー対応の必要性が増しています。
現場が直面する課題
しかし、現場では以下のような悩みが生じています。
- - どの程度の配慮が必要か判断が難しい。
- - 善意の対応が逆にクレームに繋がる不安。
- - 専門知識を持つ担当者が不足している。
- - 対応が職員ごとにバラバラ。
- - アレルギーへの配慮が通常業務を圧迫している。
- - SNSでの反響を恐れ、行動に移せない。
こういった実情から、企業や行政からのアレルギー対応への関心は日に日に高まっています。具体的には、企業の雇用時の配慮についての関心が特に高くなっています。
POLE POLE STYLEのサービス概要
POLE POLE STYLEは、法人向けにいくつかのプランを提供しています。特に、スタンダードプラン、プレミアムプラン、エグゼクティブプランといった3つのプランがあります。これらはそれぞれ月額料金が異なり、企業のニーズに応じた柔軟なサポートを提供します。また、セミナーや研修サービスもあり、それに合わせたカスタマイズ研修を受けることが可能です。
企業や教育機関への支援
代表のAKKOは、重度食物アレルギーおよび化学物質過敏症の当事者として、自らの経験を通じて現場のニーズを理解しています。当事者の視点から、必要な配慮をちょうど良いバランスで提案し、実行可能な枠組みをサポートすることが目指されています。
当社のサービスは、企業、自治体、教育機関など多様な分野で活用されており、健康に関する新たな対応策を模索する場になっています。今後もより多くの企業や行政のニーズに応える体制を整え続けていきます。
公式ウェブサイトやInstagramにて、さらなる情報も発信していますので、ぜひご覧ください。