万博を舞台に日本の駅弁を世界に発信!老舗3社がコラボ
2050年にむけて開催される大阪・関西万博が、老舗駅弁業界を盛り上げる素晴らしい機会となります。まねき食品、荻野屋、崎陽軒という3社が共同で私たちに新たな食体験を提供します。駅弁という日本の食文化が、いかにして万博の舞台で世界に広まり、新たなファンを獲得するのか、魅力に迫ります。
昔ながらの味を現代に伝える
姫路市に本社を置くまねき食品が販売する「元祖幕の内駅弁」は、明治22年に誕生した日本初の駅弁。これが復刻されたというニュースは、駅弁ファンだけでなく多くの人々に感動を与えています。当時の風情を再現し、特製の海の幸や山の幸をたっぷりと詰め込んだお弁当は、姫路駅での定番商品となっています。時代を超えて変わらぬ味を届ける姿勢は、このコラボによっても強調されています。
3社が手を組む理由
荻野屋は、1898年に創業した関東の名店。130年以上の歴史を持つ荻野屋が手がける「峠の釜めし」は、関西版として新たに登場します。地元の食材にこだわったこの駅弁は、万博というグローバルな舞台での新しい挑戦の象徴です。
崎陽軒の「シウマイ弁当」は、日本一の販売数を誇る駅弁として、その名を知らない人はいないでしょう。今回は特別に、関西シウマイを販売。コロナ禍での共創が生んだ新しい味は、関西の人々にも親しまれています。さらに、真空パックの関西シウマイも販売されるなど、駅弁の新しい形が見られます。
万博での特別な体験
今回の取り組みは、2025年6月9日から6月15日まで、大阪・関西万博の外食パビリオン『宴~UTAGE~』内で行われます。ここで販売される駅弁にはそれぞれの歴史と文化が込められており、食を通じて日本の豊かな伝統を体感できる貴重なチャンスです。
商品詳細
1.
元祖幕の内駅弁 - 2480円(税込)
- 山陽鉄道の開通と共に誕生したお弁当。
2.
関西峠の釜めし - 1980円(税込)
- 瀬戸内真鯛や姫路名物の食材を贅沢に使用。
3.
真空パック関西シウマイ - 700円(税込)
- 伝統的な「昔ながらのシウマイ」を進化させた一品。
この万博期間中、駅弁を通じて日本の食文化を体験しながら、世界中から集まる観光客と共に特別な瞬間を共有しましょう。この取り組みは、駅弁業界の持続可能な未来へ繋がる重要な一歩です。
終わりに
駅弁業界は、70年前には400社以上存在したものの、現在は約80社に減少。しかし、まねき食品、荻野屋、崎陽軒の強力なコラボレーションは、駅弁の未来を明るく照らす光となることでしょう。皆様もぜひ、このユニークな機会をお見逃しなく!