新たな養鶏の形を提案する合同会社セリフ
岡山県北部、西粟倉村に位置する合同会社セリフが、平飼い養鶏の新しい試みを始めました。この地で生み出されるのは、後藤もみじという純国産鶏から得られる平飼い有精卵。セリフのWEBサイトがオープンし、特に飲食店向けに「サンプル卵10個」を無料で配布するキャンペーンを実施中です。
実施期間と申し込み方法
本キャンペーンは、2024年12月25日(水)まで実施されます。飲食店やホテルなど、プロの方々は、この機会を利用して新鮮な平飼い有精卵を試すことができ、申し込みは合同会社セリフのWEBサイトから行えます。送付は2024年12月から2025年1月を予定しており、先着50名様限定です。
希少な平飼い有精卵の魅力
セリフの平飼い有精卵は、こだわりの飼育環境により生産されています。そのため、安定した大量生産は難しいとのことで、卵の単価は市場の3〜4倍と高めですが、味わいと風味にはそれに見合ったおいしさがあります。特に、使用している飼料は地域産の未利用資源を活用した100%国産の自家配合発酵飼料です。この飼料の影響で、季節ごとに異なる風味を持つ特別なたまごが生まれます。
鶏の健康と自然に寄り添う
セリフは、鶏の自然な生態を重視し、小規模での薄飼いを行っています。640羽の鶏は自由に地面を歩き回り、健康な体作りを大切にしています。鶏上で育てられる環境は、一般的な飼育方法よりも飼育密度が低く、個々の鶏に目を行き届かせられる仕組みを整えています。特に、砂浴びができる環境を提供することで、寄生虫や汚れを自然に取り除き、鶏たちの健康を維持する工夫もされています。
地域の資源を循環させる農業
「もったいない」を「おいしい」に変えることを目指し、セリフでは、調理で出る野菜くずや出荷できない規格外の米など、地域の未利用資源を餌に活用しています。このように、鶏を介して地域資源の循環を実現し、持続可能な農業を実践しています。また、セリフのたまごはその活動を通じて、自然環境の保護にも寄与しています。
小さな村から生まれる特別なたまご
これは、岡山県北、西粟倉村という1300人の小さな村から始まったプロジェクトです。村は95%が森林に覆われ、周囲の自然環境が美しいことでも知られています。セリフの試みを通して、地域の農業と持続可能な生産方法の重要性が再認識され、たまごの品質が高められています。
最後に
平飼い有精卵の品質を試してみたいと思う飲食店の方々は、ぜひこの機会を利用して、セリフのWEBサイトから申込を行ってみてください。岡山の自然で育まれた、奥深い味わいのたまごをぜひ体験してみてください。