2025年度の「世界最高米®」に選ばれた玄米の魅力を探る
2025年度の「世界最高米®」として認定された玄米が発表されました。今シーズンは、長野県と岐阜県から見事に選出された4つの品種。その背後には、農家の努力や自然の恵みがあります。今回は、この米の魅力と生産者の思いについてお伝えします。
世界最高米とは何か??
「世界最高米」とは、国際的な食味コンクールである「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」での金賞受賞米の中から、最高の生命力と味わいを兼ね備えた米を選りすぐり、特別な加工技術で仕上げたものです。これにより、さらに栄養素が引き出された金芽米として販売されます。
2025年度の認定米は、2024年12月に開催された大会から選ばれ、長野県から2品、岐阜県から2品の計4品が認定されました。今年の原料玄米は、酵素活性や味わい、生命力にこだわりを持った厳格な基準で選ばれました。
認定された玄米の生産者たち
1. 大田ファーム(岐阜県白川村)
大田ファームの大田剛之さんは、標高500mの山々に囲まれた地域で農業を営んでいます。彼の米作りは、特に「結旨豚の堆肥」を利用した土作りに特徴があります。美味しいお米を育てるために、地域の風景と伝統を守ることを大切にしています。
2. 木島平米ブランド研究会(長野県木島平村)
佐藤公敏さんが代表するこの会は、長野県北部の特殊な地形を活かした米作りに取り組んでいます。寒暖差が大きく、豪雪地帯という特性を生かし、雪解け水を使った特別栽培米の生産に情熱を注いでいます。
3. 白川村美味しい米づくり研究会(岐阜県白川村)
中村秀司さんは、白川郷という豊かな自然環境の中で米作りに取り組んでいます。大自然の恵みを受けた米は、その甘みや旨味が際立ち、多くの人に愛されています。
4. 小諸市(長野県小諸市)
清水三代子さんが手がける小諸市の米づくりは、高地の特性を生かしたもの。昼夜の温度差や長い日照時間が、栽培環境を大きく左右し、より美味しいお米の生産に寄与しています。
玄米から金芽米へ
認定された玄米は、今後「熟成」や「精米」の工程を経て、見事な「金芽米」になります。これにより、より一層の美味しさと栄養が詰まったお米として消費者に届けられます。
また、2025年の7月には、世界最高米10周年企画も開催予定です。この機会に、ぜひ新たな米の魅力を味わってみてください。
まとめ
2025年度の「世界最高米®」には、自然の恵みと生産者たちの情熱が込められています。未来の食卓を彩る美味しいお米を通じて、日本産米の魅力を感じてください。各地の生産者たちのストーリーにも耳を傾け、彼らのこだわりや思いを感じながら、世界最高の米を楽しんでみてはいかがでしょうか。