家庭で味わう脇屋シェフの本格中華
2月27日、世界文化社から新たにリリースされる書籍『脇屋友詞 中華、これでよかったんだ!』は、人気シェフ・脇屋友詞さんによる73レシピを収めた料理本です。この本は、自宅で簡単に本格中華を作れるよう、シンプルで実用的なレシピを多数ご紹介しています。
人気YouTubeメニューを厳選
脇屋シェフの料理はYouTubeでも高い評価を得ており、特にその人気メニューには視聴数が26万回を記録した「春巻き」や、24万回の「シャキシャキ!チンジャオロースー」などがあります。本書では、そんな人気メニューを押さえつつ、使用する材料を少なく、調理法をシンプルにアレンジすることで、誰でも手軽に楽しめる「ミニマム中華」を提唱しています。
例えば「鶏手羽大根」は、水だけでじっくり煮込むことで味わい深い一品に仕上がり、家庭での調理も簡単です。こうした工夫により、「一流シェフの味を家庭でも」といったニーズにしっかり応える内容となっています。
視覚で学ぶ料理
本書の特徴の一つは、工程を豊富な写真で示すことです。それぞれの手順には脇屋シェフ本人のアドバイスも添えられており、まるで動画を観ているかのように分かりやすいという点が魅力です。中華料理の火力や器具についての疑問にも答え、家庭での再現性を高めています。多くの場合、特別な中華鍋を必要とせず、家庭用の深型フライパンを使い、加熱調理もIHコンロで行われていますので、手軽に実現できます。脇屋シェフならではの美味しさの保証もついています。
初心者からベテランまで、学びが満載
この本の魅力は、料理初心者だけでなく、ベテランシェフにとっても新たな発見ができる点です。脇屋シェフが特別に伝授する「これだけ知っていれば、おいしくできる」が詰まった内容により、どんなレベルの料理人も楽しめる一冊となっています。
著者情報
脇屋友詞(わきや・ゆうじ)さんは、「Wakiya 一笑美茶樓」のオーナーシェフで、北海道生まれの料理人です。上海料理の名門「山王飯店」での修業を経て、数々の名店で腕を磨き、1996年には横浜で総料理長を務めました。彼の料理は、伝統的な上海料理をベースにした新しい風味が特徴で、美しい盛り付けや中国茶への造詣も深いことで知られています。現在は赤坂でいくつかの店舗を運営し、2023年12月には新店舗「Ginza 脇屋」をオープン予定です。
まとめ
『脇屋友詞 中華、これでよかったんだ!』は、家庭で手軽に本格中華を再現したい方にとって、まさにうってつけの一冊です。材料を減らし、作り方をシンプルにすることで、料理の敷居を低くし、誰もがプロの味を楽しめることを可能にしています。料理の幅を広げたい方に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。