新たなシーフードの魅力を探る!日本でのアイルランド産シーフードの展開
2025年8月、東京ビッグサイトで開催される `ジャパンインターナショナルシーフードショー` には、アイルランド政府食糧庁Bord Biaが出展します。このイベントでは、世界中から水産業関係者が集まり、最新の業界トレンドや技術、サービスが紹介されます。
今年はアイルランドからプレミアムアイリッシュシーフードを取り扱う4社が参加し、サバやスモークサーモンなど、同国を代表する海の幸が展示されます。この展示会では、アイルランド産シーフードの新たな調理法を提案するクッキングデモも行い、訪問者にその美味しさを体験してもらう企画も進行中です。
アイルランド産シーフードの新しい調理法
クッキングデモでは、イタリアンレストラン`ラ・ビスボッチャ`の料理長、井上裕基さんがアイルランドから輸入した海産物を用いて、実際に料理を披露します。具体的には`新鮮なアイルランド産プレミアムオイスターのリゾット`や`ムール貝のタランティーノ風スパゲッティ`など、アイルランドの食材を使用したレシピが紹介されます。
参加したメディア関係者は、「アイルランドの水産物に対する具体的なイメージが湧かなかったが、今回の出展を通じてその魅力的な特性を知った。持続可能な水産業の取り組みが日本市場にも価値をもたらす」と語っています。このように、アイルランドの取り組みが国際的にも評価されています。
水産物展示商談会の盛況ぶり
`ジャパンインターナショナルシーフードショー`は国内最大級の水産展示会であり、今年の来場者数は27,932人に達し、前年対比で110%の参加者を記録しました。この規模の拡大は、アイルランドだけでなく、国際的な水産業への関心が高まっている証でもあります。
アイルランドシーフードの輸出実績と展望
Bord Biaのマーケットスペシャリスト、香蓮バリフさんは、「今年はアイルランド産シーフードの輸出量が前年に比べ12.9%増加し、アイルランド産牡蠣の輸入再開も新たな魅力を日本に提供しています」と述べています。また、今後も高品質なアイルランド産シーフードが日本市場での新たな価値を創出することが期待されています。
特に注目すべきは、日本石花株式会社が供給するアイルランド産牡蠣が生食として認められ、品質と安全性が保証されている点です。今後は、牡蠣以外のプレミアムな甲殻類にも力を入れ、より多くの日本の食卓にアイルランドの味を届ける計画が進んでいます。
持続可能性に対する国際的な評価
今日、アイルランドの食のサステイナビリティへの取り組みは、国際市場で確かな評価を受けています。アイルランド産水産物の市場価値は毎年増加しており、輸出は9%の成長率を達成しています。特に、日本市場においてはアイルランド産シーフードは多くのレストランでの人気メニューに続々と登場しています。内容の充実と品質の確保が、その要因でしょう。
また、アイルランドは世界で初めてオーガニック認証を受けたアトランティックサーモンの主要サプライヤーであり、持続可能な養殖の実現にも成功しています。これにより、アイルランドからの水産物が高品質で安全であることが広く認識されています。
ボード・ビアの役割
Bord Biaはアイルランドの法人や個人の成長を支援するために、国内外での販売促進活動を行っています。特に日本市場においては、シーフードを安心して選び、美味しく楽しんでもらうための取り組みが進められています。日本の水産業と連携することで、さらなる発展を目指しています。
そして、本展示会を通じて、アイルランドの食文化と水産物の魅力を多くの消費者が理解し、選んでもらえることを願っています。これからも持続可能な取り組みとともに、新たな食体験を大切にし、アイルランド産シーフードが日本で広く楽しまれることを期待しています。