菰野町での鹿肉料理試食研修会の開催
2023年10月7日、菰野町では、農作物への被害をもたらす害獣のジビエ化を推進し、地元の鹿肉を特産品化することを目的とした試食研修会が「ホテル湯の本」で行われました。この取り組みは、地域の農林被害を軽減し、資源循環を促進、さらには地域の観光や産業の活性化にも寄与することを目指しています。
「みえジビエ」として知られる三重県の野生鹿肉は、衛生面や品質管理において厳格なマニュアルに基づいて取り扱われています。そのため、より安全で美味しい鹿肉を提供することができます。当日は、料理研究三重庖友会に所属する24名の料理人が参加し、地元産の鹿肉を使用した多彩な料理が披露されました。
料理人たちは、ジビエの資源化や菰野町の特産品化に向けて、技術や味、創意工夫を駆使して料理を仕上げました。さまざまなレシピが考案され、参加者たちの舌を楽しませました。
試食会には菰野町長や商工会長、三重県議会の議長などが出席し、料理の試食と審査が行われました。その結果、優秀作品として選ばれたのは以下の3名の料理人による料理です。
- - 武藤健一 氏(寿亭):糠漬け
- - 武田重基 氏(プラトンホテル):燻製
- - 横田幹利 氏(グリーンホテル):鹿肉の朴葉味噌漬け無花果味噌
これらの作品は、いずれも地域の特産品としての可能性を秘めています。
菰野町と料理研究三重庖友会は、地域の資源を活かした料理の特産品化に向けたさらなる取り組みを継続していく方針です。この試食研修会を通じて、鹿肉の有効活用と地域活性化が期待されます。
このような取り組みは、地域の食文化を発展させるだけでなく、農林業の持続可能な発展にも寄与することでしょう。
【お問い合わせ先】
菰野町役場観光産業課 観光商工推進室(059-391-1129)