アダストリアグループとcomveyが手がけるエコな梱包の未来
近年、持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、エコな物流や再利用可能な梱包の重要性が高まっています。その中で、株式会社アダストリアグループは、株式会社comveyと協力し、新しいエコ梱包材「シェアバッグ®」のメンテナンス業務を開始しました。このプロジェクトは、環境負荷を軽減するだけでなく、様々な人材が活躍できる場を広げることを目的としています。
シェアバッグ®の意義とプロジェクトの背景
アダストリアグループの特例子会社である株式会社WeOur(ウィーアー)が中心となって、comveyが展開するプロジェクト「おもいをとどける。みんながよろこぶ。」に参画しました。このプロジェクトの目標は、シェアバッグの普及を通じてEC利用者のストレスを減らし、梱包に伴うゴミの削減を促進することです。
また、プロジェクトはユニバーサルなコミュニケーションを基盤に、多様な人材が共に働ける社会の実現を目指しています。これにより、環境に配慮したサービスを広げると同時に、障がいの有無にかかわらず多様な人材が活躍できる場を提供していきます。
WeOurによる持続可能な働き方
シェアバッグのメンテナンス作業には、WeOurのスタッフが携わります。この特例子会社では、約240名の障がいをもつ従業員が活躍しており、サステナビリティの重要テーマである「人を輝かせる」という理念のもと、働きがいを重視した環境づくりを進めています。2021年には、厚生労働大臣から「障害者雇用優良中小事業主認定(もにす認定)」を受けるなど、その取り組みが評価されています。
環境に配慮したサーキュラーエコノミー
WeOurでは、廃棄在庫やサンプル商品を扱う再販事業や、リペア・リユース・リサイクルを中心にしたサーキュラー事業を展開し、環境負荷の低減を目指しています。アダストリアグループ全体で進められているこれらの取り組みは、持続可能なビジネスの模索を促進し、ファッション業界における環境意識を高める役割を果たしています。
これからの展望
このプロジェクトの開始により、アダストリアグループは、環境に優しい配送方法を顧客に提供しながら、障がいを持つスタッフに新たな雇用機会を創出することを目指しています。ファッションを通じて実現するノーマライゼーションの実践に寄与し、多様性が尊重される社会の構築に貢献していくでしょう。
今後もアダストリアグループとcomveyの協力により、エコで持続可能な新しい社会の実現が期待されます。特にシェアバッグの普及が進むことで、環境への配慮が一層進むことが期待されるのです。私たちもこの動きに目を向け、エコな選択をし続けることが重要です。