夢想に包まれた「by HANA WRIGLEY」のファーストコレクション
2025年11月19日、クチュールドレスデザイナーのHana Wrigleyが新たにセミオーダーブランド「by HANA WRIGLEY」の初コレクションを展開します。日本と海外の美を融合させたこのコレクションは、和と洋の絶妙なバランスを追求して誕生しました。展示会も大阪と東京で開催され、実際にコレクションを体験することができます。
ブランドテーマ「Veiled in Reverie」
ファーストコレクションのテーマは「Veiled in Reverie」。この言葉は、夢想に包まれることを意味します。デザイナーは、オーダー過程での感覚を形にし、ぼんやりとした女性像から具体的なイメージへと昇華させる様子を表現しています。服は単なる衣服以上のものであり、なりたい自分を表現する手助けをするものと位置づけられています。サンプルのデザインは、毎日を特別にするためのベースとして、着る人の魅力を引き立てるように考えられています。
日本の伝統素材と技術の再発見
Hana Wrigleyがセミオーダーブランドを立ち上げるにあたって、日本の生地との出会いが重要な転機となりました。特に浜ちりめんや輪奈ビロードといった国産素材は、彼女に新たなインスピレーションを与えました。これらの生地は古くからの日本の技術によって生み出されたもので、独特の風合いと高級感を持っています。デザイナーは、日本のクラフトマンシップを大切にしながら、洋服という形で新しい価値を創造しています。
セミオーダーの魅力
生地選びから始まるセミオーダーでは、顧客の身体やスタイルにぴったり合った一着を仕立てます。サイズ調整は、一般的な既製服とは異なり、立体裁断の技術を用いています。服を試着することで、着る人のライフスタイルや体型に最も合ったシルエットを求め、それを実現するプロセスが魅力となっています。
ファーストコレクションのラインナップ
新しいコレクションは、全6ルックがラインナップされています。エレガントなワンピースや巻きスカート、都会的なセットアップまで豊富な選択肢があり、それぞれのアイテムには、細部にまでこだわったデザインとフィット感が表現されています。特に注目すべきは、オートクチュール刺繍や、独特のカッティングにより着る人の魅力を最大限に引き立てるような工夫が施されています。
展示会の開催
コレクションの詳細をご覧いただける展示会も予定されています。大阪では11月12日から18日、東京では11月19日から21日まで開催され、Hana Wrigley本人が会場にいて、コレクションの背景や思いを直接お話しする機会が設けられています。この機会に、ぜひ自分だけのスタイルを見つけに来てはいかがでしょうか。展示会では、気になるアイテムの試着やオーダーも可能です。
Hana Wrigleyとは
Hana Wrigleyは1995年に誕生したクチュールドレスデザイナーで、アメリカや日本、さらにはイギリスやフランスでデザインや刺繍を学びました。彼女のデザインには、多文化的な経験が色濃く反映されており、特に日本の素材や技術に強い愛情をもっています。これからも彼女は、オートクチュールの技術を最大限に活かした新しいスタイルを提案し続けていくでしょう。
このファーストコレクションは、Hana Wrigleyが現代の感性で日本の美を再発見し、新たな文化の橋渡しをする試みとして注目されています。