特別なおせち料理誕生の背景
松屋銀座が開店100周年を迎えるにあたり、新たな試みが生まれました。それは、350年以上の歴史を持つ有田焼の名窯元、「辻精磁社」と、広尾で評判の茶懐石店「青草窠」とのコラボレーションによる最高級おせち料理です。このおせちは、松屋銀座が誇る日本の美を体現する、特別な一品として位置づけられています。
この企画は、辻精磁社の十六代、辻浩喜氏と、青草窠のオーナー、永坂早苗氏が手を結び、両者の技が織りなす究極のおせちを生み出したいという特別な思いからスタートしました。お互いの職人技と伝統の中で具現化されたこのコラボレーションは、ただの料理を超えて、日本の食文化を深く感じさせるものとなっています。
おせちのデザインとその意味
おせち料理の容器となるお重は、両者の象徴である“青”と“四季の自然”をテーマにデザインされました。四君子の模様が施され、梅・菊・蘭・竹という吉祥の意匠が各面に表現されています。さらに、現代の植物や食材も取り入れられており、特に「冬」の蘭には未来への幸せを願う唐花が描かれるなど、料理に込められた願いが感じられます。
厳選された食材と技術
評価の高い青草窠の料理は、伝統を重んじた味わいが魅力です。料理に使われる調味料は、日本の古法に基づいたものを厳選し、良質な野菜や新鮮な魚介類が全国各地から届けられています。特に、自らの手でじっくりと煮炊きされる料理の数々は、時間をかけて心を込めて仕上げられており、技術の高さがうかがえます。
盛り付けにおいても、細部にわたって丁寧な配慮が施されています。手間暇を惜しまない工夫がなされ、まさに匠の技とも称しうる美しさを持っています。食べる人を虜にする魅力を持ったおせち料理となっています。
限定販売の魅力
当初、この特別なおせちは外商顧客のみが対象でしたが、多くの人にその美味しさと伝統を広めたいとの思いから、一般販売が決定されました。販売台数も限られており、特別な年末を迎えるための価値ある選択肢となっています。特に、こちらの料理に込められたおもてなしの心をぜひ体験していただきたいと思います。
商品詳細
このおせちは、特製の三段重として販売されています。価格は88万円(税込み)。さらに、5枚の銘々皿がセットになった特別バージョンは100万円(税込み)。お重は約2~4人前で、サイズは17.0cm×17.0cm×4.5cmです。購入希望者は9月6日から9月30日までの期間に抽選で申し込みが可能です。当選者には自宅へ配送され、都内限定のお届けとなることも特別感を演出しています。
松屋銀座の特別なおせちを通じて、ぜひ今年の年末を特別なものにしてください。匠の技が織りなす、一年に一度の特別な体験を味わいましょう。