カンロが受賞
2025-03-05 14:27:15

カンロ、環境部門で食品産業センター会長賞を受賞し持続可能性を強化

カンロ、環境に優しい未来を目指す



カンロ株式会社は、2023年に開催された第46回食品産業優良企業等表彰において、環境部門の食品産業センター会長賞を受賞しました。これは主に、廃棄包材のアップサイクルに対する取り組みが評価された結果です。カンロは、「カンロ飴」や「ピュレグミ」で知られる企業ですが、環境への配慮を強めることで、持続可能な社会の実現に貢献しようとしています。

廃棄包材のアップサイクル


カンロは、廃棄される予定の包材を有効活用するために、フューチャーデザイン事業を立ち上げました。年間で約94トンに及ぶ廃棄包材が発生しており、その多くがリサイクルが難しい複合フィルムや印刷フィルムです。この問題に対処するため、デザインファーム「ペーパーパレード」と協力し、廃棄予定のパッケージを利用して雑貨(バッグやサコッシュ、ペンケース)を製作しました。このプロジェクトは、クラウドファンディングを通じて開始され、ポップアップストアやオンラインショップでの販売も行っています。こうした取り組みは、カンロのブランド価値の向上にも貢献しています。

さらに、海洋プラスチックや企業から出る廃プラスチックのマテリアルリサイクルを行うスタートアップ「リマーレ」とも提携し、廃棄包材を加工して建材などに利用できるよう試作しています。環境への配慮が求められる中、カンロは積極的に資源循環型社会の実現を目指しています。

環境部門への評価


カンロの取り組みは環境部門において高く評価され、食品産業センター会長賞の受賞に繋がりました。この賞は、持続可能な発展に向けた食品産業の努力を称えるもので、農林水産省の後援のもと実施されています。環境に配慮した活動が推奨される現在、カンロのような先進企業の役割はますます重要になっています。

企業の未来へのビジョン


カンロは、1912年に創業以来、「Sweeten the Future」という企業パーパスを掲げています。これは、社会と人々に笑顔を届けることを目指すもので、今後も多様な事業を通じて社会課題の解決に貢献し続ける取り組みです。2025年には「中期経営計画2030」を策定し、企業のビジョンを明確にしています。その中で、持続可能な成長を追求し、企業価値の向上を図る意向を示しています。

カンロのこのような取り組みは、消費者の関心を高め、他の企業も持続可能性を追求する方向へと促すでしょう。未来のために、カンロは環境問題に立ち向かい続け、全ての人に喜ばれる製品を提供していく姿勢を貫いていきます。


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