100本のスプーンに新たな味覚が登場
ファミリーレストラン「100本のスプーン」では、愛媛県宇和海産の真鯛の切り落としを使用した魅力的な新メニューが加わりました。この新たなメニュー提供は、株式会社クラダシとスープストックトーキョーの連携によるもので、持続可能な食体系やフードロスの問題にアプローチする取り組みの一環として位置づけられています。
新たなメニューの背後に
クラダシは「ソーシャルグッドカンパニー」であることを掲げ、持続可能な社会の実現を目指して積極的に社会問題に取り組んでいます。特に、漁業や養殖業の生産量が減少している中、地元の農家や漁師の収入向上、フードロスの問題解決に向けて活動を行っています。しかし、通常流通ルートで販売できない規格外の魚が多く存在し、その多くが美味しさには無関係な理由で廃棄されています。この状況に対抗する形で、クラダシはこれまでにも未利用魚を使用したメニューを開発しており、ファミリーレストランでの食体験に新たな風を吹き込んでいます。
今回の新メニューは、愛媛県宇和島市で獲れた真鯛の切り落としを使ったもので、地方創生とフードロス削減を同時に実現する狙いがあります。新メニューの発表は、9月に締結された「宇和島市におけるSDGsの推進に係る食品ロス削減及び特産品のPRに向けた連携協定」に基づいて行われました。
新メニューの魅力
新メニューには、以下の2品がラインナップされています。
1.
宇和海産真鯛とムール貝のブイヤベース風おじや
価格:1,520円(税込1,672円)
魚介をじっくり煮出した濃厚なスープに真鯛のクネルの旨味、トマトと白ワインが融合し、風味豊かな一皿に仕上がっています。アイオリソースを添え、食べるごとに異なる味わいも楽しめます。
2.
宇和海産真鯛のフリット
価格:580円(税込638円)
シンプルでいて奥深い味わいのフリットは、生クリーム、卵、塩でやさしく仕上げられ、大人から子供まで楽しめる一品となっています。
これらの新メニューは、「100本のスプーン」の全5店舗で提供され、特に近隣の地域の方々から高い反響が期待されています。
100本のスプーンとは
「100本のスプーン」は、スープストックトーキョーが運営するファミリーレストランです。理念は「世の中の体温をあげる」であり、食を通じて人々をつなぎ、特に子供たちが大人の魅力を感じる場を提供しています。レストラン内は親しみやすい雰囲気で、さまざまな年代のお客様がくつろげる空間に仕上げられています。
クラダシの取り組み
クラダシは、フードロスの削減を意識しながら、消費者に新たな価値を提供することで、サステナブルな社会の実現を目指しています。その一環として、さまざまなインターンシッププログラムを通じて、学生や地域社会との連携を深めています。これにより、未収穫の一次産品の収穫を支援し、地域社会の発展にも寄与しています。
結論
新メニューは、ただ美味しいだけでなく、サステナブルな社会の実現に向けた重要な一歩となります。ぜひ、ユニークで新しい食体験を求めるあなたに、「100本のスプーン」での味わいを体験してほしいと思います。美味しい料理を楽しむことが、同時に社会貢献につながる嬉しい瞬間を味わえるはずです。