カゴメが新たに温室効果ガス削減目標を設定
カゴメ株式会社が、このたび国際的な気候変動イニシアチブ「SBT(Science Based Targets)」から新しい温室効果ガス排出削減の目標を認定されました。これにより、今後の気候変動対策における同社の取り組みが一段と強化されることになります。
温室効果ガス排出削減目標の概要
新たに策定された削減目標は特に農業や土地利用に関連する温室効果ガス、いわゆるFLAG(Forest, Land, and Agriculture)への焦点を置いています。また、Scope3の削減目標も上方修正が行われました。これまでの取組みを踏まえた地道な努力が、今後も続いていくことでしょう。
各目標の詳細
- - Scope1およびScope2: 2030年度までに、2020年度の温室効果ガス排出量を43.1%削減
- - Scope3: 2030年度までに、2020年度の温室効果ガス排出量を25%削減
- - FLAG: 2030年度までに、2020年度の温室効果ガス排出量を30.3%削減
ここで、各数値の意味を解説します。
- - Scope1: 自社の工場やオフィスなどでの直接的な排出量。
- - Scope2: 発電所などから購入した電気や蒸気による間接的な排出量。
- - Scope3: 他者が関与している活動による、さらなる間接的な排出量。
環境への責任
カゴメは、持続可能な原料の調達と、自然の豊かさを活かした製品作りに尽力しています。気候変動が農材の供給に与える影響を真摯に受け止め、パリ協定に基づいて前向きなアプローチを採用しています。このような取り組みなしには、未来の事業活動の持続可能性が脅かされる可能性があるため、企業としての責任を果たすことは、ますます重要な課題となっています。
地球に優しい企業への道
最近の気候変動の影響を鑑みれば、企業それぞれが果たすべき役割は大きいです。カゴメのように、具体的な目標を誇りを持って掲げる企業は、その努力が業界全体へ良い影響を与えることにもつながります。気候変動に立ち向かうための具体的な行動を示すことが、次世代の環境保全に寄与することを私たちも期待しています。
最後に
カゴメはこれからも持続可能な未来に向けた取り組みを続け、温室効果ガス排出削減を積極的に進めていくでしょう。そして、私たち消費者もその動向を注意深く見守り、サポートしていくことが求められています。これからますます重要になる、企業と消費者の連携を深めるための活動に注目していきたいですね。