新たな魅力を詰め込んだ『食べる奥伊勢ゆず胡椒』の誕生
三重県大台町が誇る特産品「奥伊勢ゆず」の皮を活用したアップサイクル商品『食べる奥伊勢ゆず胡椒』が、ここに登場しました。通常は廃棄されるゆずの皮を利用することで、地域資源に新たな価値をもたらすこの商品は、地元の料理に新しい風味をもたらすと注目を集めています。これは地元の魅力を増すだけでなく、地域経済の活性化にも寄与しています。
商品開発の背景
この胡椒の開発は、2023年1月にレッドホースコーポレーションのスタッフが大台町を訪れた際、「奥伊勢ゆず」を加工する株式会社宮川物産と出会ったことがきっかけとなりました。宮川物産では地域の農産物を利用した様々な製品を作っていますが、プロセスで発生する多量の皮や種が廃棄されている事実に心を打たれ、アップサイクル商品の検討が始まります。
この商品では、奥伊勢ゆずの香りと青唐辛子の辛味、さらにたくあんの食感を融合させた新しいスタイルのゆず胡椒を作り出しました。特に、奥伊勢ゆずのさわやかな風味がしっかりとした植物性の油と絡まることで、食材の味を引き立ててくれるのが特徴です。
新しい味わいを推進
『食べる奥伊勢ゆず胡椒』は単なる調味料ではなく、そのまま食べても美味しく、様々な料理に活用できる進化した商品です。白ご飯と合わせたり、餃子や蒸し鶏などにもぴったり合う味わいに仕上げました。このように、いろいろな食事シーンで役立つ汎用性の高さは、家庭に新たな楽しさを提供してくれるでしょう。
注目のデザインと販売
この商品は、旧宮川村の伝説に登場する「牛鬼」の顔をモチーフにしたパッケージデザインによって、多くの訪問者の目を惹きつけます。8月2日には、道の駅で試食販売も行い、多くの観光客や地元の方々に味わってもらった結果、大好評を得ることができました。
試食された方々からは、「この味は色々な料理に使える!」や、「大台町の地元土産にぴったり」といった嬉しい声が聞かれました。実際、三重県内の他の店舗でも販売を予定しており、今後の展開にも期待が寄せられています。
地域との共生と今後の展望
このたびのプロジェクトは、大台町の特産物を有効活用し、地域経済の活性化を図ることを目的としています。レッドホースコーポレーションは、さらなるアップサイクル商品の開発を予定しており、地域の「ヒト」「モノ」を結集したさらなる魅力を発信していく意欲を持って取り組んでいます。このような取り組みを通じて、大台町の魅力を再発見し、地域ブランドの発展に寄与することを目指しています。
『食べる奥伊勢ゆず胡椒』は、今後も買い求めやすく、美味しく、地域に根ざした新たな選択肢となることでしょう。大台町の取り組みから目が離せません。