堀口珈琲が小ロット生豆販売を開始
株式会社堀口珈琲は、2025年12月1日(月)に新しいオンラインストアをオープンします。その名も「HORIGUCHI COFFEE GREEN BEANS STORE」。このストアは、主にプロフェッショナルとしてマイクロロースターを想定していますが、スペシャルティコーヒーを愛する全ての人々にも広く利用できる“開かれたプロ向けストア”として設計されています。
オンラインストアの概要
新たに開設される「HORIGUCHI COFFEE GREEN BEANS STORE」は、コーヒー豆の直販を行うものです。通常の焙煎機に対応した小ロット(約10kg)で、6品目程度の高品質生豆を提供します。商品は、各生産国の信頼できる生産者からの優れた生豆を厳選し、堀口珈琲独自の選別作業を経て、申し分ない品質を実現しています。
提供する情報
このストアでは、購入時に必要な生豆の評価結果や、推奨される焙煎度、そして焙煎に関する指針や産地情報なども共有され、プロのロースターがより良いコーヒー体験を得られるようなサポートを行います。また、商品の品質を確保するための取り組みも万全です。
ストアの目的
堀口珈琲がこのサービスを始める背景には、スペシャルティコーヒーの真髄を業界内で共有したいという強い思いがあります。最近、スペシャルティコーヒーは多くの人々に知られるようになりましたが、その分品質が見落とされがちな状況が続いています。特に、マイクロロースターの中には、酸味や発酵臭を個性として受け入れることが多くなり、それが品質の基準が曖昧になる一因ともなっています。
良質なコーヒーにアクセスできる機会が限られれば、実際に高品質の豆に触れる経験も不足し、その判断力が養われないままとなります。株式会社堀口珈琲は、こうした課題を解決すべく、プロフェッショナルが手に入れやすい生豆の購入機会を提供することを目指しています。
こだわり抜いた品質管理
日本到着後の品質管理
本ストアが販売する商品は、堀口珈琲が長年築いてきた生産者や輸出業者との信頼関係をもとに厳選されています。生豆は、購入時に水分や欠点豆の混入状況を精密にチェックし、日本への輸送時においても様々な対策を講じています。冷蔵品の使用、パッケージの指定、さらにはスケジュール管理まで徹底し、到着後も再度検査を行うことで、常に高品質な状態を保つ努力をしています。
「お手本」となる生豆
選抜された生豆は、スペシャルティコーヒーにとって「お手本」となるレベルの豆です。産地での選別を経て、さらに堀口珈琲独自の基準で追加選別が行われ、欠点豆や夾雑物を取り除くことで、完璧な品質が約束されます。
焙煎に対するサポートも充実
ストアでは、生豆の物理的な特性から焙煎設計、焙煎後の検証まで、包括的な情報提供を予定しています。これにより、ロースターは生豆理解と焙煎技術の両面での学びが得られ、その結果、さらに素晴らしいコーヒーを楽しむことができるのです。
まとめ
株式会社堀口珈琲が手掛ける「HORIGUCHI COFFEE GREEN BEANS STORE」は、業界のプロフェッショナルだけでなく、コーヒー愛好家にも新たな体験を提供します。高品質の生豆を手にすることで、コーヒーの魅力をさらに深めたくなるような素敵なサービスに仕上がっています。今後の展開に大いに期待したいところです。