株式会社STAYGOLDが新たに導入するプレコンセプションケア制度
近年、ライフスタイルが多様化する中で、将来の妊娠や出産についての健康管理がより重要視されています。そんな中、株式会社STAYGOLDが女性社員のために新たな制度「プレコンセプションケア」を導入することを発表しました。この制度は、医療法人社団直悠会のにしたんクリニックと提携し、2025年7月より無料相談窓口やAMH検査を提供します。
福利厚生制度の詳細
この新制度は、女性社員のみならず、その家族も対象です。AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査は、卵巣内にどれほどの卵子が残っているかを把握する重要な指標です。妊孕性、つまり妊娠のしやすさについての理解を深めるために役立ちます。特にリプロダクティブヘルスに関する知識は、女性が自らのライフプランを見据えるうえで不可欠です。
この制度により、社員は将来の選択肢を主体的に考えられる環境が整うため、より安心してキャリアを築くことができるでしょう。さらに、全社員が気軽に医療相談を受けることができるため、より多くの社員が自分自身の健康について考えるきっかけとなります。
社員の声と導入の背景
STAYGOLDの社員の約三割は女性であり、幅広い年齢層の女性たちが活躍しています。その中で、「妊娠や出産に対する不安」や「正しい医療情報の入手が難しい」といった声が寄せられていました。これらの声に応える形で、会社は「まずは知ること」「正しい情報を得ること」をテーマに、新たな福利厚生制度の導入を決定しました。
不妊治療の現状と社会的課題
最近では、不妊治療が特別なものではなくなり、一般的なテーマとして認識されつつあります。日本では約12人に1人が不妊治療を経て出産しており、夫婦の約4組に1組が検査や治療を受けています。しかし、まだ未だに職場における理解が不足していることは否めません。治療中であることを明かす社員はわずか10%にとどまり、大多数が周囲の無理解や偏見を恐れながら働いているという実態があります。
このような状況に対し、STAYGOLDは「社員一人ひとりの人生に寄り添う企業でありたい」という理念のもと、この制度を導入しました。特に、女性たちが安心して働き続け、選択をするための支援を行うことが重要と考えています。
企業理念と今後の展望
STAYGOLDは、これからも社員の声に耳を傾け、悩みや不安に寄り添った職場環境の構築に努めていく所存です。健康経営を謳い、ウェルビーイングな職場文化を推進することで、多様なライフスタイルに対応した企業としての役割を果たしていきます。
今後、社員が自らの人生を主体的に選び取れるような支援を続けていくことで、全ての人が自分らしく輝ける環境づくりに貢献したいと考えています。STAYGOLDの取り組みは、業界全体に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。