スターバックスが実施する「ハミングバードプログラム」
スターバックス コーヒー ジャパンは、夏休みを迎えた8月1日から、子どもたちのための特別イベントを全国の店舗にて実施します。この取り組みは、子ども支援プログラム「ハミングバード プログラム」の一環であり、多様な家庭の事情から学校外での体験を得られない子どもたちに、豊かな体験の機会を提供しようとするものです。
体験の重要性について
子どもの成長において、学校外での体験は重要な役割を果たします。特に自尊感情や忍耐力などの「非認知能力」の向上に寄与し、子どもが自己を発見し、他者とのつながりを育む場ともなるからです。しかし、なかには家庭の事情により、こうした体験の機会が得られない「体験格差」に苦しむ子どもも多いことが、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンの調査によって明らかになっています。このような状況に対して、スターバックスは「人と人とのつながりが生みだす無限の可能性を信じ、育む」というミッションを掲げ、子どもたちに体験を通しての成長をサポートしています。
夏休みならではの体験イベント
今回のイベントでは、スターバックスのパートナーたちが自らの特技や個性を活かし、子どもたちに様々な体験を提供します。具体的には、店舗のチョークアートを体験できる「チョークアート体験」や、音のない世界を楽しむ「サイニング体験」、バリスタの仕事を実際に体験できる「バリスタ体験」などが用意されています。
これらの活動を通じて、子どもたちは新しい発見や挑戦をしながら、自分自身を見つけていく機会となることを目指しています。スターバックスのパートナー自身も、子ども時代に「好き」と思える体験と出会ったことから、こうした体験の提供に情熱を注いでいます。
「ハミングバードプログラム」の歴史
「ハミングバード プログラム」は、2012年度にスタートし、東日本大震災で震災遺児となった子どもたちの進学支援を目的としてきました。その後、このプログラムは日本全国へと広がり、経済的に困難な状況にある子どもたちや若者を支援することに方針を転換しました。今年度からは、すべての子どもたちに体験機会を届けるプログラムへと進化したのです。
終わりに
休校期間中は家庭の負担が増大することが多く、それに伴って子どもたちの体験機会に差が生じやすくなります。スターバックスは、このような夏休みを特別なものにすることで、子どもたちが思い出に残るひとときを過ごすお手伝いをすることを約束します。店頭での体験提供は、地域のコミュニティとつながり、子どもたちが自分の可能性を広げるための貴重な機会となることでしょう。