冬の寒さが厳しいこの時期、外に出る機会が減り、活動量が少なくなりがちです。その結果、体重が増加しやすく、「冬太り」が気になる方も多いことでしょう。特に忘年会や年末年始の食事が影響することが大きいですね。そんな中、江崎グリコが提案するのが『安静時エネルギー消費量の向上』です。この概念は、自宅でくつろぐ時間でもエネルギーを消費できるという新しいアプローチです。
安静時エネルギー消費とは?
エネルギー消費の内訳を見てみると、約60%が『安静時エネルギー消費』によるものとされています。主に基礎代謝や内臓の活動によって消費されるエネルギーのことで、呼吸や血液循環など、私たちが何もしなくても体が自動的に行う活動から得られます。それに対し、運動などの身体活動から得られるエネルギー消費は約30%、食事の際に使われるエネルギーが約10%という割合になっています。これを知ると、自宅で過ごす時間を有効活用できるヒントになりそうです。
冬のおうちヘルスケア
冬はどうしてもインドアになりがちですが、リカバリーウェアやウェアラブルデバイスなど、各社が注力するヘルスケア製品が登場し、快適に過ごすためのアイテムが増えています。また、自宅でのケアとして食生活や生活習慣を見直すことも重要です。無理に食事制限をするのではなく、食物繊維を積極的に取り入れることで、方法を見つけていくことがポイントです。
Glicoの研究成果
江崎グリコは、ビフィズス菌の研究を通じて、『安静時エネルギー消費量を向上させる』ことに成功しました。特に注目なのは、Glico独自のビフィズス菌、GCL2505株(Bifidobacterium animalis subsp. lactis GCL2505)を取り入れた食生活です。この菌を含む製品と、食物繊維のひとつであるイヌリンを4週間以上摂取することで、体内で重要な役割を果たす短鎖脂肪酸が生成され、エネルギー消費が向上し、体脂肪を低下させる効果があることが示されています。
研究結果とそのメカニズム
国際的な調査によれば、安静時エネルギー消費量を向上させることに気づいている人は意外にも少なく、男女約400名中3割未満がこの事実を認識しているというデータもあります。自宅での活動が増える冬にこそ、この新しい視点に基づいたヘルスケアに目を向け、自分の体と向き合ういい機会かもしれません。
研究によると、GCL2505株とイヌリンの併用によって、腸内のビフィズス菌が増加し、その結果として安静時エネルギー消費量が有意に増加したことが示されています。この’84kcalから101kcal’という向上は、運動に換算すると約1800歩から3300歩に相当します。これは、特別な運動をしなくても、日々の生活の中で実現できることを示唆しています。
短鎖脂肪酸の効果
短鎖脂肪酸は腸内細菌が生成する物質で、脂肪の代謝や内臓脂肪・体脂肪の低減に寄与するとされています。腸内環境を整えることが、健康への大切な第一歩です。Glicoの研究では、腸内のビフィズス菌が増えることで、短鎖脂肪酸が生成され、これがエネルギー消費量の向上に寄与することが明らかになりました。
まとめ
この冬は、自宅でできる健康づくりに挑戦してみませんか?無理に食事を制限しないで、適切な栄養素を取り入れることが大切です。Glicoの提案を参考に、安静時エネルギー消費の向上に努め、快適な毎日を過ごしましょう。冬を乗り切るためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。