甲斐バンドの凱旋ライブ
2025-11-13 13:15:06

甲斐バンド50周年の集大成、伝説の凱旋ライブを振り返る

甲斐バンド50周年の集大成、伝説の凱旋ライブを振り返る



1974年にデビューし、昨年50周年を迎えた甲斐バンド。日本のロックシーンの成り立ちに不屈の精神で挑み続けた彼らが、特別な意味を持つ日本武道館で16年ぶりの公演を行いました。本記事ではその様子を振り返ります。

甲斐バンドの歴史と意味


花園ラグビー場や新宿・都有5号地(現在の都庁舎建設地)など、未踏の地で大規模なコンサートを開催してきた甲斐バンド。彼らは1970年代、ロックが市民権を得ていなかった時代に活動を開始し、音楽の新たな地平を切り開いてきました。特に、世界最高峰の録音スタジオ「The Power Station」によるニューヨーク三部作は、彼らの音楽的探求心を象徴するものでしょう。

50周年を祝う特別な夜


11月8日、甲斐バンドはその50周年を祝うライブを武道館で開催。チケットは完売し、改めてその人気を証明しました。期待が膨らむ中、オープニングで流れたのは「The Show Must Go On」。その瞬間、場内は熱狂の渦に巻き込まれました。

1曲目に披露されたのは「翼あるもの」。甲斐の力強いヴォーカルとともに、観衆はその世界に引き込まれました。続く「三つ数えろ」では、田中のギタープレイが心を掴み、熱い感情が会場を満たしていきます。そして、本編は時間を忘れるようなスピードで進行。

新しいアレンジと変化


今回のライブでは、丁寧なアレンジと新たなサウンドが魅力でした。ストリート・ロックの名曲「キラー・ストリート」や、ダンサブルな「フェアリー(完全犯罪)」あり、観客を魅了し続けました。さらに、甲斐バンドの音楽の根源に触れるような選曲も光りました。

「港からやってきた女」や「カーテン」など、歌詞の情景に引き込まれる楽曲も続きます。「安奈」の瞬間には、聴衆と甲斐の感情が一体化した瞬間が生まれました。

バンドの絆と感謝


観客と触れ合う中で、甲斐は笑顔で「元気だね、みんな」と返しました。アコースティックギターでの「テレフォン・ノイローゼ」では、手拍子と大合唱が響き渡り、満場の人々が笑顔で包まれました。そして「ビューティフル・エネルギー」での甲斐バンドの絆が、すべての人々の心に刻まれました。

感謝の言葉を述べた甲斐は、続く名曲「裏切りの街角」で感情を掻き立てました。時代を超え輝くバラードや、心に残る磁力を持つ曲を披露し続けた彼ら。その中には、日本のロックがどのように育まれたのかを改めて感じさせる瞬間がありました。

コンサートの余韻


エンディングを迎えると、観客は「HERO(ヒーローになる時、それは今)」とともに拳を上げ、会場全体が一つになりました。最後のアンコールでは「100万$ナイト」が披露され、心の底からの感動と共に特別な夜が幕を閉じました。甲斐バンドは、新たな伝説をその場で作り上げました。

終わりなき挑戦


振り返ると、彼らは時代の変化を恐れず、未来に向かって進んでいます。2025年には「ニュー・ブラッド」と題したスペシャルライブが予定されており、彼らの挑戦は続きます。甲斐バンドの音楽の軌跡は、今もなお新たな色を加えていくことでしょう。この夜の奇跡に心を打たれたすべての人々は、次の挑戦の行方に期待を寄せるのです。


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