高校生と新しい和菓子
2025-01-09 12:53:49

和菓子と文学が融合!高校生とのコラボ新商品が登場

和菓子と文学が出会う!新商品コラボ発表



京都の優れた和菓子を手がける株式会社鶴屋吉信が、京都府立嵯峨野高等学校とのコラボレーションにより新たに開発した和菓子を発表しました。名前は『紫の想ひ』と『春はあけぼの』。この新しい和菓子は、昔の日本文学をテーマにしたものです。特に『源氏物語』と『枕草子』をベースとしており、それぞれの作品から受けたインスピレーションを美味しさとビジュアルで表現することが目的です。

開発の背後にある情熱



2024年5月、嵯峨野高等学校の「アカデミックラボ」に所属する学生たちからの依頼で、このプロジェクトはスタートしました。鶴屋吉信の理念、すなわち「京菓子文化を後世に伝える」という信念と高校生たちの探究心が見事に融合したわけです。彼らは、課題設定から製品開発までの一連のプロセスを経験しながら、実際に和菓子作りに携わる貴重な機会を得ることができました。

和菓子の美しいデザインの秘密



『紫の想ひ』は、『源氏物語』の紫式部の名を冠した作品で、藤の花がモチーフです。この和菓子は、抹茶羊羹と琥珀羹の二層仕立てで、美しい藤の花を涙のしずく形でデザインされています。この形状は、登場人物の切ない想いを表現しているそうです。また、 鳥の視点から見たパッケージデザインも高校生たちが考案しました。パッケージには「源氏物語恋みくじ」が同封されており、恋の物語を楽しみながら味わうことができます。

一方、『春はあけぼの』は、平安時代の文学作品『枕草子』に基づいた和菓子です。このお菓子は、淡い夜明けの山々と朝焼けの美しさを表現しており、こしあん羊羹と紅色の羊羹の重ねで、まさに春の優しい気候を感じられる一品です。こちらのパッケージも、高校生たちの手によるデザインが施されています。

販売情報と特別メニュー



このコラボレーション商品は、2025年1月14日から鶴屋吉信の公式オンラインショップで数量限定で販売される予定です。その後、2月1日からは本店でも購入可能となります。また、京都の重要文化財である旧三井家下鴨別邸の茶寮でも、この和菓子を使った特別メニューが提供される予定です。詳しい情報は、後日発表されるとのことです。

学びと感動のセッション



開発過程で高校生たちは、和菓子の職人たちと密にコミュニケーションを取りながら、デザインや素材について意見を交わしました。このようなプロジェクトは、単なる商品開発に留まらず、高校生たちにとっても大変貴重な学びの体験となったことでしょう。

まとめ



和菓子を通じて文学の世界を再発見できる新商品『紫の想ひ』と『春はあけぼの』。これらの和菓子は、ただのスイーツを超え、文化や歴史に思いを馳せるきっかけを提供してくれることでしょう。ぜひ、手に取ってその味わいを楽しんでみてください。


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