シンガポールに現地法人設立!味の兵四郎の新たな挑戦
福岡を拠点に展開している食品メーカー、株式会社味の兵四郎が、海外展開の一環としてシンガポールに現地法人を設立したことをご紹介します。新たに誕生する『HYOSHIRO SINGAPORE PTE.LTD.』は、日本の食文化を東南アジアへ広める重要な役割を果たします。
現地での成功の軌跡
味の兵四郎は2007年にシンガポールの日系百貨店で試験的に催事販売を開始しました。その後、2016年に伊勢丹スコッツ店に初の海外支店を開設し、現地のお客様から好評を得ています。主力商品である『あご入兵四郎だし』は、手軽でありながら高品質な日本産の素材を使用したことから、現地で特に評価されてきました。
さらに、『えろーうもおてごめんつゆ』や『手延べ細うどん』といった日本国内で人気の高い商品も好評で、イートインコーナーにはたくさんのお客様が訪れ、まさに日本食の魅力を感じていただいています。これに伴い、店舗も和をテーマにした木彫のデザインが注目され、地域の文化とも融合しています。
なぜシンガポールに法人設立?
シンガポールの地理的特性や政治経済の安定性が、味の兵四郎が現地法人を設立する決め手となりました。高い交通網と通信インフラを利用して、東南アジア全体へのビジネス拡大が可能です。会社としても、伊勢丹スコッツ店の売上を拡大するための新しい戦略を導入することが狙いです。
現地法人設立以降、日本から現地に社員を派遣し、しっかりとした運営体制を確立する計画も進んでいます。それによって、日本の食文化を広める取り組みがより一層強化されることでしょう。
味の兵四郎のミッション
味の兵四郎は、創業以来「おいしさ」というものを追及し続けています。現社長の曽祖父、野見山万太郎が営んでいた「割烹 兵四郎」の理念を受け継ぎ、調味料を中心にした商品の開発を行っています。家庭で簡単に使えるあご入りだしパックの先駆者として、料理をする人々に新しい可能性を提供しています。
また、味の兵四郎のロゴにはそれぞれの色に意味が込められています。赤色の焼きあご、黄色の笑顔への窓など、色彩に込められた想いが商品の魅力をさらに引き立てています。私たちは、これからも料理を作る人々、そしてその料理を楽しむ人々に笑顔を届けるために、全力で商品開発を続けてまいります。
まとめ
味の兵四郎がシンガポールに現地法人を設立したことは、単なるビジネス展開にとどまらず、日本の食文化を東南アジアに広める重要なステップです。これからの活動に目が離せませんね。シンガポールにて、ぜひとも日本の「味」を体感してみてください。