山形市ラーメンが東京で味わえる「山ラー」ラーメンフェスの全貌

東京で山形市のラーメンを体験しよう！

2025年3月21日（金）と22日（土）、東京の日比谷公園で「山ラー」ラーメンフェスが開催されます。このイベントは、ラーメン消費額が3年連続で日本一を誇る山形市のラーメン文化を、全国そして世界に発信することを目的としています。

山形市ラーメンの魅力とは？

山形市のラーメンは、多様性が最大の特長です。北海道の「みそラーメン」や博多の「とんこつラーメン」など、各地にはその地域を代表するラーメンがありますが、山形市の場合は「これ」といった一つのスタイルが存在しません。牛骨スープを使った伝統的な中華そばや辛みそラーメン、さらにはお蕎麦屋さんから派生した鳥中華や肉中華、濃厚な魚介スープ、納豆やゲソ天をトッピングしたラーメンなど、バラエティ豊かな料理が楽しめます。

とはいえ、こうした特徴が逆にPRの難しさにも繋がりました。山形市は2020年まで、家庭の中華そば（ラーメン）消費額が8年連続で全国一となったにもかかわらず、その名はあまり知られていませんでした。しかし、2021年に新潟市にその座を奪われたことをきっかけに、「ラーメンの聖地、山形市」を創る協議会が設立され、ラーメンの魅力を発信する取り組みが始まったのです。

「山ラー」のブランディング

この協議会は、山形ラーメンの略語「山ラー」を通じて、市のラーメン文化のブランド力を向上させる活動を行っています。市内のラーメン店には「山ラー」のロゴを掲げ、訪れる人々にその魅力を訴えかけています。この努力により、2022年には再び日本一の座を取り戻し、2023年2月8日には山形市長が「ラーメンの聖地、山形市」を宣言。これをきっかけに、山形ラーメンの魅力を全国へ、さらには世界へと広げる努力が続いています。

イベント詳細

この「山ラー」ラーメンフェスでは、山形市の人気ラーメン店が東京に集結し、特別メニューを提供します。例えば、中華そばの雲ノ糸が提供する「飛魚の中華そば」は、煮干しの旨味が詰まった一杯です。また、花鳥風月からは海老をまるごと包んだ「海老ワンタン麺」、一途一麺來神では、自家製麺のラーメンを楽しむことができます。

さらに物販コーナーでは、「山ラー」乾麺やスープ、さらにはラーメン関連グッズも販売予定です。また、公式Instagramをフォローすると、「山ラー」オリジナルステッカーがもらえる特典も用意されています。