田村亮が故郷・嵐山を訪れ、思い出と魅力を語る特別な旅
俳優の田村亮が、特別番組『あなたの知らない京都旅~1200年の物語~』に出演し、幼少期を過ごした故郷・嵐山・嵯峨野を巡る旅に出かけました。田村は、父・阪東妻三郎や兄・田村正和との思い出を語りながら、京都の隠れた魅力を掘り下げていきます。
故郷を振り返る旅
田村亮は、7歳まで渡月橋近くに住んでいたと言い、子ども時代の思い出をたどる旅をスタートしました。旅の最初に選ばれたのは、子どもたちが遊ぶ風景が脳裏に浮かぶ渡月橋です。このエリアには、田村家の実家や嵯峨小学校があり、両親や兄と共に過ごした思い出が詰まっています。
「この辺は昔のまんま。親父が使っている部屋があって…」と、田村は今も残る実家の部屋を紹介しました。さらに、貴重なプライベート映像が流れ、優しい父・阪東妻三郎が、幼少の田村と兄と遊ぶ姿が映し出されます。阪妻の子煩悩な姿に、彼の意外な一面を知ることができました。
嵯峨小学校での思い出
田村が70年以上前に通った嵯峨小学校も訪れました。明治5年に創立されたこの学校は、当時の面影を残しており、田村は「一番記憶にある」という昭和28年7月7日のエピソードを語ります。しかし、当時の悲しい出来事についても触れ、急逝した父・阪妻の影響を感じずにはいられなかったとのことです。
絶景とグルメの旅
田村は、新たな絶景スポットとして紹介された大河内山荘を訪れました。ここは、父の時代の同時代劇スター、大河内傳次郎が築いた場所で、美しい庭園や茶室が広がっています。「嵯峨嵐山には素晴らしい場所がたくさんある」と田村が感じたその時、初夏の自然に心を奪われました。
また、田村は地元の庶民的なお蕎麦屋「河道屋養老」で、絶品の鍋料理を味わいました。明治43年創業のこのお店では、蕎麦やきしめんと一緒に楽しむ鍋が特徴で、田村はその庶民的な美味しさに感動しました。女将さんの京都弁に触れ、心が和む瞬間があったと振り返ります。
田村家の特別な場所、二尊院
旅行の最後に訪れたのは、田村家にとって特別な場所である二尊院。平安時代初期から続くこのお寺は、秋の紅葉で有名ですが、実は田村家の菩提寺であります。