乳酸菌と生分解性ポリマーが切り拓く桃栽培の未来
近年、農業界では気候変動の影響が深刻化し、高温障害や異常気象、また土壌劣化といった課題が山積しています。そんな中、桃農家の辻本農園と大都、そしてEF Polymerが共同で新たな研究開発プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、乳酸菌と100%オーガニックの生分解性ポリマーを活用することにより、桃の品質向上と持続可能な農業の実現を目指しています。
プロジェクトの背景
桃栽培には多くの挑戦が伴います。温暖化が進む中、果樹農業では高温障害が発生しやすくなっています。また、異常気象が続くことで農作物の品質や生産量が不安定になっています。これらの課題を克服するために、辻本農園はEFポリマーと共に、乳酸菌と生分解性ポリマーを使用した新技術の導入に取り組むことを決定しました。
新技術の詳細
この新プロジェクトでは、EFポリマー社が開発した環境に優しい土壌改良技術を用います。この技術は、作物残渣を基にした生分解性ポリマーを利用し、乳酸菌を駆使して桃の植生環境を最適化します。乳酸菌は土壌の微生物の力を活用して、保水性や養分吸収を向上させる働きがあります。このアプローチにより、持続可能な農業の推進が期待されています。
期待される効果
乳酸菌技術を取り入れることで、桃の樹木の成長が促され、病害虫の抑制や果実の糖度向上といった品質改善が見込まれます。さらに、EFポリマーの生分解性ポリマーを活用することで、少ない水や肥料でも桃が安定して成長できる環境を構築し、結果的に環境負荷の軽減にも貢献することが可能になります。これらの取り組みを通じて、地域農業の新たなモデルケースになることが期待されています。
イベント出展
私たち辻本農園は、2025年1月22日・23日に開催される【FOOD STYLE Kansai 2025】にも出展を予定しています。このイベントを通じて、私たちの取り組みを多くの方々に知ってもらい、さらに嬉しい桃を届けていきたいと考えています。
辻本農園について
1980年代から和歌山県紀の川市で高品質な桃を生産してきた辻本農園。その歴史を背景に、2020年には「Lacto Peach」というプレミアムブランドを立ち上げ、