神戸の新たなエンタメスポット「TOTTEI」開業レポートと未来展望

2023年4月4日から5月3日まで、神戸市に新たなエンターテインメントエリア「TOTTEI」が誕生しました。「GLION ARENA KOBE」という270度海に囲まれたアリーナを中心に構築されたこのエリアは、開業からわずか30日間で約247,025人の来場者を迎えました。この数は、神戸の新たなランドマークとしての地位を確立するための第一歩を示しています。

来場者の統計と特徴

「TOTTEI」を訪れた来場者の男女比は、女性が約55.5%を占め、男性とのバランスも良好です。イベントによって来場者の属性や年齢層が異なるため、具体的な需要予測を行うことでフードロスの削減や販売促進に繋げる狙いがあります。参加者がアプリを利用したデジタルスタンプラリーは、全体の25%以上が参加し、地域内での動向を可視化するデータを提供しました。特に神戸市からの来場者が63.7%を占めており、地域住民に愛されるスポットであることが明らかです。

イベントの魅力と今後の施策

「神戸ストークス」の試合や音楽コンサートなど、アリーナでのイベントごとに来場者の動向が大きく異なるため、各イベントの参加者に対して関連したマーケティング施策を行う予定です。特に、音楽コンサートにおいては、県外からの来場者が増加する傾向が見られ、観光地としての神戸の魅力を引き出す良い機会になります。

また、アリーナイベントがない日でも平均約2000人が来場し、飲食店やショップの利用、TOTTEI PARKでの散策など、広域にわたる回遊支援が行われていました。これにより、地元経済の活性化にも貢献することを目指しています。

買い物傾向と新しい試み

来場者が多いアリーナイベント開催時は、TOTTEI内での購買金額も増加し、特に「神戸ストークス」の試合が行われた際には約2倍の購買活動が行われました。このようなデータを用いて、来場者がより体験を深められるような施策を今後も推進していくつもりです。

未来への展望

「TOTTEI」は、開業以来、多くの来場者を迎え、開放感あるデザインや地域文化の演出が高く評価されています。今後は、地域内での回遊促進を図るため、クーポンの提供や新たなイベントの開催を検討しながら、地元と共に成長するエンターテインメントエリアとしての地位を確立していくことが期待されています。

最後に、「TOTTEI」が神戸市の新しいランドマークであることを感じさせる様々なイベントや体験を公式ウェブサイトやSNSを通じて発信し続けていく予定です。今後も神戸の新たな顔となる「TOTTEI」に注目が集まります。