フォーデイズ自立支援協会が研究助成公募、未来を見据えた健康科学の進歩

フォーデイズ自立支援協会が研究助成公募、健康科学の未来に向けて

一般財団法人フォーデイズ自立支援協会は、日本国内外で進行中の健康科学の研究を積極的に支援するため、2024年度の学術研究または技術開発に携わる研究者への助成を公募しています。この助成活動は2015年の設立以来、毎年継続して実施されており、今年で9年目を迎えます。

助成は、創造的で次世代を見据えた研究テーマに焦点を当て、過去には27名の研究者に助成金が交付されています。今回の募集には44件の応募があり、厳正な審査を経て3名の研究者が選ばれました。彼らには各500,000円の助成が授与され、授与式は2025年7月10日にフォーデイズ本社で行われました。

授与式では、理事長の和田佳子氏が出席者に向けて祝辞を述べ、「どの研究も非常に興味深く、現代において求められるテーマです。日本や世界の未来に貢献するために、多くの研究者が思考を巡らせていることに安心を覚えます。この助成が、今後の研究活動の励みに繋がることを願っています」と述べました。

助成が決定した研究者とそのテーマ

助成金が授与される研究者とその研究テーマは以下の通りです：

1. 田原春徹氏（熊本大学）
- テーマ：アルツハイマー型認知症の予防・治療のための個別化ゲノム編集による薬物送達技術の構築

2. 中津祐介氏（広島大学）
- テーマ：脂肪細胞の「質」を改善し、肥満・生活習慣病予防および治療へと応用するメカニズムの研究

3. 柴田智博氏（横浜市立大学）
- テーマ：摂食による脳内報酬系の活性化を基盤にした腫瘍免疫を活性化する機構の解明

これらの助成は、次世代の健康科学を支える重要な取り組みとして、今後の研究成果が期待されています。フォーデイズ自立支援協会は、研究者が新しい知見を得られ、社会の健康に貢献できるような環境づくりを目指しています。