阪神淡路大震災から30年、KOBE BOX2の魅力
阪神・淡路大震災から30年が経過したこの時期、神戸の11の企業が共同で開発した「備蓄でお守り KOBE BOX2」が新たに登場しました。これは、災害に備えるだけでなく、普段の食生活にも役立つ美味しさを踏まえた非常食のセットです。12月17日よりウェブ販売が始まり、さらに多くの人々に防災の重要性を伝える機会ともなっています。
このKOBE BOX2は、「ふだんに食べてもおいしい備蓄」を掲げ、震災を乗り越えながら進化を遂げてきました。初回のリリース時、5社の協力を得たものでしたが、今回の第2弾では、なんと倍増の10企業が参加。このことから、商品に対するバリエーションや味、食べやすさが向上しているのが実感できます。
セット内容とデザインの工夫
KOBE BOX2には、神戸の海や山、建築物をモチーフにした美しいデザインのボックスが使用されています。その中には、「ビーフシチュー」「鮭の塩焼き」「やさいとくだもののジュース」など、3食とおやつがコンパクトに収められています。特筆すべきは、使用されている素材がすべて地元の神戸企業のものだという点です。
保存期間についても、賞味期限が最低7ヵ月と設定されています。これは、長期保存を重視するだけでなく、しっかりとした美味しさを保つことを重視しているためです。特に、現地の被災者の声を反映し、本当に食べたいものを集めて作られています。これにより、普段の生活でも気軽に楽しめる食材やおやつが手に入るようになっています。
震災から学ぶ備蓄の重要性
震災に際して、人々がどのような食料を求めたのかというリアルなデータを基に商品が設計されているため、実践的な食料品の備蓄が実現されています。KOBE BOX2の開発にあたっては、被災者の具体的なニーズを聞き、それに応じたメニュー作りが行われたことも大きな特徴です。
また、KOBE BOX2の販売価格は3,200円(税抜)で、うち30円が「もしもしも防災基金」として、今後の支援活動に役立てられます。このように、誰もが気軽に防災に関与できる仕組みが整えられています。
「もしもしも防災基金」の意義
「みんなのBOSAIプロジェクト」は、阪神淡路大震災の教訓をもとに、防災の重要性を広めるために立ち上げられました。このプロジェクトでは、これまでに130,000個以上の防災アイテムが販売され、多くの人々から支持を集めています。これらのアイテムや活動は、新たな災害に対する備えとして、心の安定にもつながると考えられています。
このKOBE BOX2をはじめとした商品の購入は、ただの物資の確保にとどまらず、同時に防災知識のアップデートや地域の絆を深めるきっかけにもなります。家族や友人と一緒に、その意義を考えながら一歩踏み出してみるのはいかがでしょうか。
生活は日々の積み重ねであり、その中で防災という要素を生活に取り入れることで、皆が安心して暮らせる未来を築いていくことができるのです。
特集ページやデジタルカタログからも新作をチェックし、ぜひこのKOBE BOX2を自分の備蓄スタイルに加えてみてください。防災に対する意識を高める意味でも、今日からできる一歩を始めていきましょう。