大阪関西万博で和食文化継承イベントを開催しました
2025年の夏休み、フジッコ株式会社は大阪関西万博の会場で「和食文化継承イベント」を実施しました。イベントのテーマは「昆布と豆で地球を救う」~おいしいにっぽん いただきます~です。地球環境を考慮した食材を次世代に伝えるため、親子で楽しむ健康セミナーと豆つかみ競技が行われ、多くの参加者で盛り上がりを見せました。
イベントの背景
フジッコは、栄養価が高く環境に優しい食材である昆布と豆を基軸に、持続可能な未来の食文化の重要性を訴えています。「おいしいにっぽんいただきます」というフレーズには、健康だけでなく、日本の伝統的な和食を重んじる意味が込められています。食事は生命を支えるだけでなく、私たちの文化や歴史をも伝える重要な役割を果たしています。
健康セミナーの内容
イベントは、フジッコの社長である福井正一さんの挨拶でスタートしました。続いて、京都府立医科大学の内藤裕二教授による「元気に生きるための食事」に関する講演が行われ、子どもたちに人生を幸せに過ごす秘訣を4つ紹介しました。
1.
きずな:友達や家族とのコミュニケーションを大切にする。
2.
生きがい:感謝の気持ちを持つ。
3.
運動・外に出る:外で遊び、ビタミンDを生成する。
4.
植物ベース:植物からのタンパク質や食物繊維を意識して摂取する。
特に日本人の多くが不足している食物繊維を意識し、日常の食事に根菜類や豆類を取り入れることが強調されました。
杉浦太陽とのトークセッション
その後、俳優でタレントの杉浦太陽さんを招いて「成長期の子どもの健康管理」に関するトークセッションが行われました。杉浦さんは、成長期の食事について「肉ばかり食べないように、豆腐を使ったハンバーグにするなど工夫している」と詳しく述べました。内藤先生も「魚や大豆、野菜中心の食事で健康を保てる」と述べ、バランスの取れた食事の大切さを伝えました。
第13回小学生対抗まめっ子くん豆つかみゲーム大会
このイベントのハイライトは、第13回小学生対抗まめっ子くん豆つかみゲーム大会でした。関西の6校が参加し、各校から3名ずつのチームが形成されました。参加した子どもたちは、初めての緊張から思うように豆をつかめない場面もありましたが、2回目の挑戦では多くの粒をつかむことに成功しました。優勝は八尾市立亀井小学校で、チーム全体で174粒をつかみ、個人のトップは35粒でした。杉浦さんは、子どもたちが自信を持って参加できていることを喜んでいました。
取材を終えて
イベントの最後には、杉浦さんと優勝チームがエキシビションマッチを行い、サプライズで辻󠄀希美さんの映像も流れ、会場は大いに盛り上がりました。今後もフジッコは「健康創造企業」として、地球環境を考慮した食文化の発展に寄与していくことでしょう。子どもたちに伝えた知識や楽しんだ経験が、未来の日本の食文化の継承につながることを願っています。